仙北市議会 > 2011-02-22 >
02月22日-01号

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  1. 仙北市議会 2011-02-22
    02月22日-01号


    取得元: 仙北市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-02
    平成23年  3月 定例会                              仙北市告示第11号 平成23年第2回仙北市議会定例会を、平成23年2月22日仙北市役所田沢湖庁舎に招集する。 平成23年2月15日                           秋田県仙北市長 門脇光浩          平成23年第2回仙北市議会定例会会議録議事日程(第1号)                 平成23年2月22日(火曜日)午前10時開会第1 会議録署名議員の指名第2 会期の決定第3 諸般の報告    市政報告、施政方針    教育行政報告、教育行政方針    議会動静報告    監査報告第4 報告第1号 専決処分の報告について第5 議案第2号 大曲仙北広域市町村圏組合規約の一部変更について第6 議案第3号 仙北市北浦教育文化研究所設置条例制定について第7 議案第4号 条例の精査に伴う用語等の整理に関する条例制定について第8 議案第5号 仙北市行政組織条例の一部を改正する条例制定について第9 議案第6号 仙北市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例制定について第10 議案第7号 仙北市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例制定について第11 議案第8号 仙北市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例制定について第12 議案第9号 仙北市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例制定について第13 議案第10号 仙北市教育委員会教育長の給与及び旅費並びに勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例制定について第14 議案第11号 仙北市特別会計条例の一部を改正する条例制定について第15 議案第12号 仙北市市税条例の一部を改正する条例制定について第16 議案第13号 仙北市手数料条例の一部を改正する条例制定について第17 議案第14号 仙北市児童館条例の一部を改正する条例制定について第18 議案第15号 仙北市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について第19 議案第16号 仙北市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例制定について第20 議案第17号 仙北市下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例制定について第21 議案第18号 仙北市学校林に関する条例の一部を改正する条例制定について第22 議案第19号 仙北市病院事業医師等修学資金貸与条例の一部を改正する条例制定について第23 議案第20号 仙北市文化センター条例を廃止する条例制定について第24 議案第21号 平成23年度仙北市下水道事業特別会計への繰入れについて第25 議案第22号 平成23年度仙北市集落排水事業特別会計への繰入れについて第26 議案第23号 平成23年度仙北市浄化槽事業特別会計への繰入れについて第27 議案第24号 平成23年度仙北市簡易水道事業特別会計への繰入れについて第28 議案第25号 平成23年度仙北市一般会計予算第29 議案第26号 平成23年度仙北市集中管理特別会計予算第30 議案第27号 平成23年度仙北市下水道事業特別会計予算第31 議案第28号 平成23年度仙北市集落排水事業特別会計予算第32 議案第29号 平成23年度仙北市浄化槽事業特別会計予算第33 議案第30号 平成23年度仙北市国民健康保険特別会計予算第34 議案第31号 平成23年度仙北市後期高齢者医療特別会計予算第35 議案第32号 平成23年度仙北市介護保険特別会計予算第36 議案第33号 平成23年度仙北市生保内財産区特別会計予算第37 議案第34号 平成23年度仙北市田沢財産区特別会計予算第38 議案第35号 平成23年度仙北市雲沢財産区特別会計予算第39 議案第36号 平成23年度仙北市簡易水道事業特別会計予算第40 議案第37号 平成23年度仙北市病院事業会計予算第41 議案第38号 平成23年度仙北市温泉事業会計予算第42 議案第39号 平成23年度仙北市水道事業会計予算第43 議案第40号 平成22年度仙北市一般会計補正予算(第11号)第44 議案第41号 平成22年度仙北市集中管理特別会計補正予算(第2号)第45 議案第42号 平成22年度仙北市下水道事業特別会計補正予算(第3号)第46 議案第43号 平成22年度仙北市集落排水事業特別会計補正予算(第2号)第47 議案第44号 平成22年度仙北市浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)第48 議案第45号 平成22年度仙北市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)第49 議案第46号 平成22年度仙北市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)第50 議案第47号 平成22年度仙北市介護保険特別会計補正予算(第4号)第51 議案第48号 平成22年度仙北市生保内財産区特別会計補正予算(第3号)第52 議案第49号 平成22年度仙北市田沢財産区特別会計補正予算(第2号)第53 議案第50号 平成22年度仙北市雲沢財産区特別会計補正予算(第1号)第54 議案第51号 平成22年度仙北市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)第55 議案第52号 平成22年度仙北市病院事業会計補正予算(第5号)第56 議案第53号 市道の変更認定について第57 議案第54号 市道の認定について第58 議案第55号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について第59 議案第56号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について第60 議案第57号 公の施設の指定管理者の指定について第61 諮問第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて---------------------------------------出席議員(21名)      1番 高橋 豪君       2番 熊谷一夫君      3番 門脇民夫君       4番 平岡裕子君      5番 狐崎捷琅君       6番 田口寿宜君      7番 阿部則比古君      8番 佐藤直樹君      9番 黒沢龍己君      11番 荒木田俊一君     12番 安藤 武君      13番 小林幸悦君     14番 伊藤邦彦君      15番 青柳宗五郎君     16番 八柳良太郎君     17番 田口喜義君     18番 藤原助一君      19番 高久昭二君     20番 稲田 修君      21番 佐々木 章君     22番 佐藤峯夫君---------------------------------------欠席議員(1名)     10番 小田嶋 忠君---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長      門脇光浩君     副市長     石山 修君  教育長     熊谷 徹君     総務部長    佐藤秀夫君  市民福祉部長  下総芳則君     観光商工部長  大山 誠君  農林部長    倉橋典夫君     建設部長    雲雀芳幸君  会計管理者兼          高橋正市君     教育次長    橋本 勲君  会計課長                    角館総合病院  企業局長    高田秀市君             高田紀市君                    事務長  田沢湖病院             監査委員会          熊谷直人君             高橋新子君  事務長               事務局長  選挙管理委員会           農業委員会          高橋俊一君             藤原一良君  事務局長              事務局長  田沢湖地域             角館地域          茂木正道君             小木田 隆君  センター所長            センター所長  西木地域          田口正明君     総務部次長   藤村好正君  センター所長  福祉事務所長  黒沢隆悦君     総務課長    羽川茂幸君  財政課長    田中宣男君---------------------------------------事務局職員出席者  議会事務局長  田口総一君     書記      三浦清人君  書記      藤岡 純君--------------------------------------- △開会及び開議の宣告 ○議長(佐藤峯夫君) 平成23年2月15日付をもって招集の平成23年第2回仙北市議会定例会は、ただいまの出席議員は21名で会議の定足数に達しておりますので、ただいまから開会をいたします。         (「議長。議事進行について」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) 20番。 ◆20番(稲田修君) 先般、いわゆる税金の還付の不正受給というようなことでマスコミの報道があって我々初めて覚えたわけなのですが、議会としても、市長報告には若干触れておりますが、私はこの問題は大変大きな問題であると思いますので、いわゆる会派代表者会議とか議会運営委員会を開いて、この取り扱いについて私は協議していただきたいと思って、今、議長にお願いの発言を申し上げたところであります。 ○議長(佐藤峯夫君) ただいまの20番の議事進行につきましては、先ほど開会前に副議長、議会運営委員長ともども協議した結果、市長の報告の結果をもって議会運営委員会を開催することとなっておりますので御了承願います。 欠席届は10番、小田嶋忠君であります。 本日の議事日程はお手元に配付のとおりであります。 広報の写真撮影及び報道関係者のテレビカメラによる撮影を許可いたします。                             (午前10時00分)--------------------------------------- △会議録署名議員の指名 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、19番、高久昭二君、20番、稲田修君を指名いたします。--------------------------------------- △会期の決定 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 議会運営委員長の報告を求めます。 17番、田口喜義君。 ◆17番(田口喜義君) おはようございます。 平成23年第2回仙北市議会定例会に当たり、2月16日、第4・5会議室において議会運営委員会を開催しましたので、御報告いたします。 出席議員は、全員であります。職務出席として佐藤議長、委員外議員として青柳副議長、またオブザーバーとして熊谷議員が出席をいたしております。説明のための参与として、門脇市長、石山副市長、佐藤総務部長、羽川総務課長が出席をしております。書記には議会事務局三浦補佐、藤岡係長を任命し、職務出席として田口議会事務局長が出席をしました。 議会運営委員会では、本定例会の会期日程と請願の付託について協議をいたしました。 第2回定例会に当局より提案される案件は、報告関係1件、条例関係19件、予算関係32件、指定管理者関係1件、諮問関係1件、その他4件の計58件であります。 これらの提出案件について市当局より概要説明を受け、慎重に協議した結果、本定例会の会期を本日から3月18日までの25日間と決定をいたしました。 会期の日程については、お手元に配付のとおりであります。 会期1日目となる本日は、諸般の報告及び今定例会に提案される議案上程説明を行います。 なお、議案第2号大曲仙北広域市町村圏組合の規約の一部変更については、手続の関係上、日程に余裕がないことから、当局の依頼を受け、本日採決まで行うこと。また、諮問第1号人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについても、本日採決まで行うことを確認いたしております。 会期2日目から10日目までは休会とし、会期11日目の3月4日と翌週の3月7日、2日間を一般質問とし、質問者はそれぞれ4名を予定いたしております。 会期15日目の3月8日は議案に対する質疑、委員会付託を行います。 会期16日目から24日目までを休会とし、休会中の3月9日及び3月11日並びに14日の3日間で各常任委員会審査を行います。 最終日の3月18日は、各常任委員会の委員長報告、委員長報告に対する質疑、討論、採決を行います。 本定例会の会期は25日間で、うち本会議5日、休会20日となり、休会のうち3日間は各常任委員会となる日程であります。 また、請願の付託については、お手元に配付しております請願文書表のとおりであります。 以上、議会運営委員会につきましてはよろしく御協力のほどをお願い申し上げ、議会運営委員会の報告といたします。 以上であります。 ○議長(佐藤峯夫君) 議会運営委員長の報告が終わりました。 お諮りいたします。 今期の定例会の会期は、運営委員長報告のとおり本日から3月18日までの25日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認めます。 よって、会期は本日から3月18日までの25日間と決定いたしました。 なお、会期中の休会についても、ただいま議会運営委員長報告のとおりとすることに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認めます。 会期中の休会については、議会運営委員長報告のとおりとすることに決定いたしました。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第3、諸般の報告をいたします。 地方自治法第121条の規定により説明のため出席を求めた者は、門脇市長、石山副市長、熊谷教育長、佐藤総務部長、下総市民福祉部長、大山観光商工部長、雲雀建設部長、橋本教育次長、高橋会計管理者、高田秀市企業局長、高田紀市角館総合病院事務長、倉橋農林部長、黒沢福祉事務所長、茂木田沢湖地域センター所長小木田角館地域センター所長田口西木地域センター所長、熊谷田沢湖病院事務長、藤村総務部次長、高橋新子監査委員会事務局長高橋俊一選挙管理委員会事務局長藤原農業委員会事務局長、羽川総務課長、田中財政課長であります。以外につきましては、必要に応じて出席を求めることといたします。 会議の書記は、三浦、藤岡の2名を任命いたします。職務のための出席は田口議会事務局長です。--------------------------------------- △市政報告及び施政方針 ○議長(佐藤峯夫君) 次に、市政報告及び施政方針に入ります。 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) おはようございます。 平成23年第2回仙北市議会定例会の開会に当たり、主要事項並びに平成23年度の市政運営の基本方針等について申し上げます。 初めに、議会の皆様に、大変申しわけない御報告をしなければなりません。 去る2月18日からマスコミ各社の報道で御承知のことと存じますが、平成15年分から17年分の確定申告について、旧角館町と仙北市が住民に無断で申告業務を行い、その還付金が町税・市税に充当されたのではないか、また支払ってもいない医療費等の所得控除額が根拠なく計上され、還付額を過大に受給していたのではないかと、当時の角館町の住民4人と秋田県生活と健康を守る会連合会(県生連)から指摘を受けました。県生連ではこの件に関連し、秋田県に対して「県民税が過小に納入され損害を受けた」として住民監査請求を2月18日付で提出をしています。 本事案のこれまでの経過をお知らせします。 この事案は昨年11月10日投函の県市町村課へ寄せられた投書から始まりました。2日後の11月12日には県から市に連絡が入り、11月16日・17日の2日間、当時の角館町税務課長ほか主な職員5名から、総務部長が聞き取り調査を行っています。この時点で事案の確認をするまでには至りませんでした。その後、仙台国税局から調査協力依頼があり、国税局調査は12月7日から始まっています。調査内容は関連文書の精査、関係職員からの事情聴取と伺っています。ただし、国税の調査経過、修正申告の対象者数・内容・修正金額などの情報はいただけていないのが現状であります。 市では、断片的に寄せられる情報、個別事案等が看過できない内容であったために、今議会への報告、また調査委員会の再開について検討を重ねていました。 昨日午前の部長等会議で、早急に調査委員会を再開し、本事案に対する調査を実施することが決定され、午後から第1回の調査委員会を開催しました。名称は「所得税還付等調査委員会」です。委員長を石山副市長とし、第三者として顧問弁護士等の助言もいただくことにしました。 今後は事実関係を調査し、本事案が起こった原因や背景等を徹底解明することはもちろん、市・町と関与職員の責任、賠償責任の有無など関連するあらゆる問題について対処したいと考えています。 昨年は国保普通調整交付金不正受給問題がようやく終結し、職員一丸となって再スタートを切った矢先、このような不名誉な疑惑が再度発覚してしまいました。市民、議会の皆様に大変な御心配をおかけしてしまい、深くおわびを申し上げます。 疑惑の全容解明と市民の信頼回復に向け、全力で取り組みますので、御指導をよろしくお願い申し上げます。 なお、以前より原因の究明と是正が必要とされ、内部調査を行ってきた市県民税等の決算額と調定額との乖離についても、本調査委員会の調査とすることにしました。 次に、各部局等の主要事項並びに諸般の状況を申し上げます。 総務部。 みんなの庁舎検討委員会について。 昨年7月から、市民等の皆さんで構成する「みんなの庁舎検討委員会」で市庁舎の望ましいあり方について、話し合いを重ねています。 今年度中には、委員会の検討結果を提言いただく予定で、この提言をもとに議会の皆様へ報告し、協議を行いたいと考えています。 秋田内陸縦貫鉄道のダイヤ改正について。 秋田内陸縦貫鉄道は、依然として厳しい経営が続いていますが、3月12日、開業以来の大幅なダイヤ改正を実施することになりました。 これは、今春の北秋田市内4高校の1校統合に伴う輸送ニーズの変化に応じ、仙北市管内では1往復相当、北秋田市管内では2往復相当の減便を行うもので、これにより経営の効率化を図るものです。 クニマス世紀の発見記念特別展について。 2月11日から13日まで、田沢湖畔「ハートハーブ」でクニマス世紀の発見記念特別展を開催し、3日間で1,700人の市民・県民等が訪れ、改めてクニマスへの関心の高さを感じました。 また、特別展開催中の12日には、田沢湖観光協会、田沢湖漁業協同組合、角館漁業協同組合、田沢財産区、生保内財産区等の地元関係機関の方々に参集いただき、田沢湖クニマス会議を設立いただきました。 今後は、クニマスに関する活動について、田沢湖クニマス会議と連携しながら、歩調を合わせ取り組んでいきたいと思っています。 北投石が結ぶ温泉提携協定の締結について。 これまで台北駐日経済文化代表處、台北自来水事業處を通して、北投石を御縁とした温泉協定に向けて協議を進めてきました。 協定については、玉川温泉と北投温泉の両温泉が、世界じゅうに2カ所しかない北投石の産地であることから、この共通点をもとに相互の理解と友好を増進するため、温泉提携協定を締結する予定です。 両温泉では、今後環境保全、観光事業、技術研究、都市行政など多くの分野における交流と協力を行うものとし、台湾側は台北市温泉発展協会理事長周水美さん、行政側が台北市産業発展局で現在調整を進めていただいています。仙北市側は、玉川温泉・新玉川温泉代表株式会社湯瀬ホテル代表取締役社長関雅文氏と私で、協定書は、日本語と中国語で作成し、両温泉の代表者及び所管する行政機関が調印することになろうかと思います。 なお、今回の協定については、台北駐日経済文化代表處の馮代表を媒酌人として手続を進めていただきました。 調印式は、3月25日に台北市内で行う予定で、同時期にチャーター便の関係で訪台をしている佐竹知事や仙北市国際交流協会会員の皆様からも立ち会いをいただけるものと考えています。 市民福祉部。 国民健康保険一部負担金の徴収猶予及び減免取扱要領の見直しについて。 国民健康保険一部負担金減免不承認処分取消等請求事件控訴審判決の確定に伴い、現在、要領の見直し作業を進めています。 見直しについては、一部負担金減免の基準が示された厚生労働省通達に基づき、国保税減免制度との調整も図りながら慎重に見直したいと思います。 除雪支援について。 秋田県内陸南部を中心とした大雪が、2月1日には秋田気象台角館測候所の観測積雪量136センチメートルの最深積雪量になり、平年値の2倍になりました。 このため、2月以降も寒気の影響で断続的に降雪が予想されたことから、防災予防等に万全を期すため、2月2日と3日の2日間、除雪支援を必要とする高齢者世帯及び要援護者世帯を対象に除排雪支援隊を編成し、市職員75名による屋根の雪おろしや見通しの悪い主要道路の除排雪を実施しました。 除雪支援実施世帯数は31軒です。また、角館地区の主要幹線道路として15カ所、学校、保育園前、警察、消防署、駅前交差点や主要幹線道路等を重点的に実施しました。なお、今後も積雪状況により事故防止のため注意喚起、啓発に努めます。 さらに各地域運営体が、高齢者世帯を主に87軒の玄関前や家屋周り除雪を実施しています。 油漏れの事故について。 2月に入り、油漏れ事故が2件発生しています。原因は、家庭用のホームタンクからの油漏れが1件と、原因が特定されず捜査中の事故が1件です。 灯油等の取り扱いには十分注意し、給油中の確認を怠らないよう啓発に努めます。 観光商工部。 仙北市産業振興条例に定める奨励事業所の指定について。 株式会社日本ふるさと計画より、仙北市西木町門屋字笹山に建設中の温泉宿泊施設「門屋の里(仮称)」を、仙北市産業振興条例に定める奨励事業所として指定を受けたい旨の申請が出されていましたが、内容について仙北市産業振興対策委員会にお諮りしたところ、適格と認める答申がありましたので奨励事業所として指定しました。 今後事業所からの申請に基づき奨励措置を講じます。なお、事業所には本事業が地元産業の振興と雇用の拡大につながるようお願いしていきます。 仙北地域雇用促進就職面接会について。 12月のハローワーク角館管内の有効求人倍率は0.33倍で、前年同期比では0.12ポイントの増となっており、21年に比べ22年1月からは増加の傾向にあり、最悪の景気状況の時期は脱したかと思われますが、依然として雇用調整等で厳しい雇用情勢に変わりはありません。 こうした状況を踏まえ、大仙市、仙北市、美郷町、仙北地域振興局、及びハローワークで構成をしている仙北地域雇用促進連絡協議会で、企業の人材確保と求職者の就職支援を目的に、2月2日大仙市で就職面接会を実施しています。参加企業は仙北市8社を含む38社、参加者は高校生20名を含む127名で、仙北市からは26名面接に訪れ、熱心に説明を聞き自己PRをしていたと聞いています。 今後も引き続き、県・隣接市町やハローワークと連携しながら求職者の就職面接会の開催、求人情報の迅速な提供等による雇用の場の確保、就労支援に努めていきます。 農林部。 秋田発・子ども双方向交流プロジェクト事業について。 1月8日から10日、東京都文京区の本郷小学校5年生の児童20名が西明寺小学校を訪問し、雪遊びや農村生活体験、紙風船づくりなどを行い、お互いの交流を深めました。 両校の交流は、今年で3回目となり、10月には西明寺小学校児童33名が本郷小学校を訪問し、本郷地区の「いちょう祭り」に参加し、農産物の販売なども体験してきました。 この交流がきっかけとなり、本郷の真弓商店会には仙北市のアンテナショップが開設されたほか、本郷小学校の給食に仙北市産の食材が提供されるなど、今後の進展に期待をしているところであります。 東北農政局の囲炉裏端座談会について。 1月18日、東北農政局主催による6次産業化のための囲炉裏端座談会が、樺細工伝承館で開催されました。 これは、6次産業化法案の成立を受けて、地域で農商工連携による6次産業化をいかに進めていくかをテーマとするもので、東北農政局から佐藤局長のほか藤村生産経営流通部長、永嶋農村計画部長、綿谷秋田農政事務所長、仙北市からは、私のほか、株式会社わらび座の小島社長、グリーンツーリズム西木研究会の佐藤会長代理、極上のおもてなし商品づくり地域連携協議会の千葉会長、農事組合法人サンファーム西木の藤村代表、市総合産業研究所の泉地域資源活用専門員が出席し、それぞれの活動状況の報告と意見交換を行いました。 1次産業を基本として、2次産業、3次産業の連携による地域づくりは、本市にとって喫緊の課題と認識し、タイムリーで有意義な座談会になりました。 また、2月8日には、東北6県市町村長と東北農政局長との懇談会が仙台市で開催され、先進的な取り組みをしているということから出席の要請があり、秋田県代表として参加をしてきました。 懇談会では、それぞれの地域の取り組みが報告され、東北地域の農業・農業施策のあり方について意見交換を行ってきました。 次に、市政運営の基本方針並びに主要な施策について申し上げます。 第1章 はじめに。 平成23年度の市政運営の基本方針並びに主要な施策について所信を申し上げ、議員の皆様並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。 平成23年度は、昨年度よりも今年度が活力を見出せる年となるよう、きのうよりもきょうが幸せを感じる日になるよう、市民の一人一人が仙北市に住んでよかったと思えるよう、交わした約束をさらに具体化し、何よりも生活と健康を守る仕組みの強化、経済活動を支えはぐくむ対策に力点を置いて行政の運営に当たります。これまで漠然とした予感を、実感に変える年度にしなければいけないと覚悟を新たにしています。 私たち行政組織は、市民のために存在する機関であり、市民の苦しみを分かち、ともに共有する総合サービス業であるという認識を深め、市民のために効率的かつ効果的な行財政運営に努めます。 第2章 政策の基本方針。 市長就任から1年半が経過し、2度目の予算案を市議会の皆様に御提案するに当たり、その基本的な方針をお話しします。 本市の経済状況は、基幹産業の一つである稲作が、昨年夏の猛暑などの影響による品質低下、収穫量の減少に加え、米価の下落により大打撃を受けています。雇用情勢も一向に改善が見られず、購買意欲も低調な状態が続いています。 このような状況を打破し、市民が希望を持って生活できる環境を提供することが、市政の最大課題と認識をしています。 第1には、地域に活力を取り戻すことです。昨年実施された国勢調査の県集計結果では、本市の人口は2万9,567人で、前回調査から2,301人、7.2%の減少となっています。さらに、少子化・高齢化も進行しています。 このような中で、市民みずからが身近な課題解決に市と協働して取り組む役割を明確に記した仙北市市民分権条例(仮称)の制定に向け準備を進めます。また、各地域運営体の活動を最大支援します。 第2には、健康で安心な生活を営むための医療・福祉環境の構築です。市立病院の医師や看護師不足による医療環境の不安感を解消し、持続可能な医療環境を構築するため、自治体病院事業に識見の高い病院事業管理者を選任します。また、老朽化が著しい市立角館総合病院の平成26年秋の改築開院を目標とした具体的な作業を開始します。 一方、昨年夏のゲリラ豪雨、今冬の豪雪、さらには火山噴火など自然災害の危機管理も重大な行政課題となっています。これまでの対応や対策を検証しながら、市民の安心感の増大、被災者に対する支援体制を構築します。 第3に、市民所得の向上です。昨年4月に設立した仙北市総合産業研究所は、市民要望に即時対応できるよう体制を再編強化し、市民生活に連動した活動を進めながら、引き続き付加価値の高い商品の開発、高価格で取引できる販路の開発など、所得向上に直結する役割の発現を目指します。観光産業については、観光産業拠点特別区観光戦略会議の提言事業などにも着手します。昨年12月に発表した田沢湖・角館の統一観光ブランドや観光連盟の設立により、発信力は格段に向上すると考えています。山梨県西湖で70年ぶりに生存が確認されたクニマス、さらには海外からの観光客への案内事業など、国や県、関係団体等と連携して取り組みます。 第4に、高齢者と子育て支援についてです。昨年夏に実施した高齢者生活実態調査の結果等をもとに、複数の政策を提案しました。市民とともに尊敬といたわりの思いで事業を遂行したいと思います。子育て支援では、全力で待機児童の解消に努めます。市立保育園のあり方や機能を検討する会議を正式に設置します。あわせて保育士が安定した身分で保育に従事できるよう、新たな組織体の立ち上げも模索します。学校教育では地域との共生、また人生そのものが学びの場という視点で学習機会を提供します。 第3章 平成23年度の重点事業と一般会計予算案の概要及び財政見通し。 引き続き厳しい景気、雇用環境ですが、平成23年度の予算編成に当たっては、元気の出る、活力のある仙北市創造をめざし、産業振興・交流促進対策や雇用の確保、医療体制の整備や市民との協働の地域づくりなど、まちづくりの第2章を果敢に推し進めるため、市民生活を守り、地域経済の活性化に必要な事業や重点的に取り組むべき課題について、積極的かつ挑戦的な予算編成を行いました。 一般会計当初予算の総額は178億7,800万円で、前年度に比べ7億1,700万円、率にして4.2%の増となっています。 歳入においては、市税が平成22年度に発生した集中豪雨災害やたばこ税の増税などの影響により、前年度を7,461万8,000円、2.9%下回る25億725万8,000円の予算計上です。 地方交付税は、前年度当初予算を1億7,000万円、2.0%上回る88億円を計上したものの、臨時財政対策債については4億円、34.8%減の7億5,000万円となり、地方交付税と臨時財政対策債を合わせた額は、対前年度の97億8,000万円に対し、2.4%減の95億5,000万円を予算計上しています。 財政調整基金繰入金については7億9,600万円を見込んでいます。 市政公約に掲げた施策を着実に推進するため、市政公約の新規事業として58事業、4億2,849万3,000円を予算計上しています。 歳出の主な事業は、新規事業として、光ブロードバンド設備整備事業費1億2,337万5,000円、小規模介護施設等緊急整備費9,000万円、また、子宮頸がん・日本脳炎などの予防接種事業費4,435万1,000円、岩瀬北野線整備事業費3,600万円、クニマス里帰りプロジェクト事業費516万6,000円などの事業費と、あわせて国民健康保険特別会計の運営安定化のための基準外繰出金として1億円を計上しています。 継続事業としては、社会資本整備総合交付金事業費2億3,227万円、緊急雇用対策関係費1億6,938万9,000円、地域運営体活動推進費交付金4,000万円などの事業費を予算計上したところです。 財政見通しについては、平成23年度の国の地方財政対策では、企業収益の回復等により地方税収入が増加する一方、社会保障関係費の自然増や公債費が高い水準で推移することなどにより、依然として大幅な財源不足が生じるものとし、地方の安定的な財政運営に必要となる一般財源総額について、実質的に平成22年度の水準を下回らないよう確保することとしています。 しかしながら、仙北市の歳入においては、昨年発生した集中豪雨災害やたばこ税の増税などの影響により、市税は減収となることが予想されるほか、地方交付税についても、国勢調査の実施に伴う人口の減少により、国の地方財政計画に示された伸びは見込めない状況にあり、また、臨時財政対策債についても大幅な減額が見込まれるところです。 一方、歳出では、年々増加する社会保障関係費や平成23年度に償還のピークを迎える公債費に加え、福祉施設の民間移譲に伴う人件費の負担や地方議会議員年金制度の廃止に伴う負担割合の見直しなどにより、義務的経費についても増加が見込まれます。 また、子宮頸がん・日本脳炎などの予防事業費の平年度化や、広域市町村圏組合等に対する負担金についても、介護保険給付費や後期高齢者医療などの高騰に連動し増加傾向にあり、あわせて国民健康保険特別会計の運営安定化のための基準外繰り出しについても予算計上をしており、この大幅な財源不足を補てんするため、財政調整基金からの繰り入れを行うこととしています。 今後、公債費や人件費の義務的経費については縮減方向にはありますが、歳入が減少し、抑制の困難な経費が増大している現状に対応するため、市税等の収納率の向上や遊休資産の売却などによる自主財源の確保に努めるとともに、現行の事務事業をさらに見直し、投資的経費についても緊急性や財源措置、費用対効果などにより事業の優先順位を判断し、将来の負担となる市債の発行をできる限り抑制し、施策・事業の選択と、限られた財源の重点的配分で、より効率的・効果的な財政運営に努めます。 第4章 平成23年度の各部等の事業の概要。 総務部。 職員研修です。職員の大量退職が続く中で、多様化する市民ニーズにこたえ、効率的で良質な行政サービスを市民の皆様に提供していくためには、職員の資質の向上を図ることが必要です。 そのため、仙北市人材育成基本方針に基づき、それぞれの職務の階層に応じた研修のほか、政策能力の向上や専門的知識の取得等の研修に積極的に参加させ、職員一人一人の能力向上を図り、市民の皆様に信頼される人材、積極的にまちづくりに参加する人材の育成に努めます。 市税の収納状況と税収見込み。 市税の収納状況については、1月末日現在、現年度分、過年度分、合わせて一般税は78.3%、国民健康保険税は54.3%、後期高齢者医療保険料は81.4%の収納率となっています。 納税者を取り巻く経済情勢は依然として厳しい状況にありますが、臨戸徴収や夜間窓口の継続、口座振替の推進等徴収業務に努めていきます。 平成23年度の税収見込みについては、平成22年度実績を勘案しながら一般税では前年度予算に対し2.9%減の予算を計上しました。 市民税では、農業所得の減少と景気の低迷等を考慮し5.3%の減、固定資産税は、宅地評価額の下落により1.3%の減、交付金は、国土交通省と秋田県のダム関係償却資産の自然減により2.5%減少の見込みです。たばこ税は、増税の影響により喫煙者数の減少を見込み15.8%の減としています。 まちづくり懇談会等で情報の受発信力を充実。 各地域に出向いて市政の動きを報告し、市民の皆様から地域の課題やまちづくり等について御意見をいただくまちづくり懇談会を実施しています。市の現状を直接伝えながら、市民の声を掘り起し、それらを行政に反映します。また、広報せんぼくの内容の充実と向上を図るため、市民の皆さんの御意見や広報編集委員等の助言・指導をいただきながら、市民に親しまれ、読まれる広報づくりに取り組みます。さらに情報センターで所管をしている市ホームページの情報発信力を向上します。 市民分権の推進について。 市政公約の優先課題である市民分権確立の指針となる仙北市市民分権条例(仮称)の制定作業を進めます。 また、市民分権の主要政策である地域運営体は、平成23年度当初では8地域となる予定です。これらの活動を支援する職員を増強し、地域運営体の設立目的が達成できるよう協力にサポートします。残る地域となる角館地域運営体も、設立に向けて働きかけを続けていきます。 災害対策について。 昨年夏のゲリラ豪雨による水害を教訓に、関係部局が連携して防災対策や復旧対策を検討しています。 夜間や休日も対応できる電話受信体制や携帯電話の緊急速報災害エリアメールの導入、管理職員への一斉送信メールシステムは既に構築できました。 現在、初動職員の指定による動員体制の整備や流入土砂等の除去などの復旧支援体制の制度化、土砂災害の被害拡大や二次災害の防止を目的とした私有地に対する応急仮設事業の制度化を検討しています。 将来ビジョンの検討。 少子高齢化が急速に進行し、社会経済の急激な変化や個人の価値観の多様化などで、将来の姿を予測することは大変困難ですが、平成22年11月に10名の委員による将来ビジョン策定委員会を立ち上げ、3回の検討を行っています。また、1月下旬に市民2,000人を対象に市民意識調査票のアンケートを実施し、集計作業を進めているところです。これらの結果を踏まえ、平成22年度中に4回目の検討を行います。市民の満足度、重要度を把握し仙北市の将来の姿、夢を検討していただき、来年度も3回ほどの検討を重ね報告書をまとめることとして、今後の市政運営・施策の参考にしたいと考えています。 行政改革の推進。 現在の行政改革大綱の対象期間は、平成22年度までとなっています。そこで第2次行政改革大綱を本年度末までに策定する予定です。財政運営の健全化、民間委託等の推進、公の施設の指定管理者制度への移行、事務事業評価、自己研さん意識の確立など、行政改革大綱に掲げた具体的な取り組みをさらに推進・継続し、限られた行政資源で多様な市民のニーズに対応できる効率的な行政運営の確立を追求します。 行政組織の改革で、政策・施策の実現を目指して新しい部署の設置を行います。市民福祉部を市民生活部と福祉保健部に再編し、今後ますます多様化する社会保障制度や各種検診、新型感染症対策等に効率的、機動的に対応できる組織としたいと思います。 また、地域力向上のため地域を担当する職員の充実を図ります。 少子化対策。 秋田県が全県的な取り組みとして行っている結婚サポーターや出会い応援隊に、仙北市では結婚サポーター6名と3カ所の出会い応援隊が登録しています。 来年度は、より強力に婚活支援を行うため、あきた結婚支援センターを官民共同で設立し、秋田、大館、横手の3カ所を拠点として運営に当たることとしています。結婚を希望する男女が会費を支払い、自分のプロフィールのほか、希望する相手の条件を登録することで結婚コーディネーターが双方とも希望する場合に限って連絡先を入手できるようになっています。 従来のサポーターや応援隊によるイベントとともに結婚を希望する人の選択肢をふやし、強力な婚活支援を展開するものであります。 秋田内陸縦貫鉄道の取り組み。 利活用促進面では、引き続き県・北秋田市との機能合体組織である秋田内陸活性化本部を中心に、より観光路線へ基軸をシフトさせた取り組みを展開したいと考えています。 また、市では独自に田沢湖・角館の魅力も織り交ぜた内陸線を利用しての旅のエピソード・ストーリーを全国から募集し、単行本等を発行する事業も新年度予算に計上しています。よろしく御審議をお願いします。 クニマス里帰りプロジェクト。 県と共同で進めているクニマス里帰りプロジェクトの平成23年度事業予定についてです。 県では、クニマスの生態調査とクニマスに関するフォーラムを実施する事業費を新年度予算に計上しています。 市では、西湖との友好提携締結に向けた調査や市民への学習機会の提供、「クニマスのふるさと仙北市」PR看板の設置などを進めたいと思います。また、クニマス関連事業の一つとして、これまで御寄附をいただいた、いわゆるふるさと納税の中の寄附金の使途にクニマス里帰りプロジェクト支援事業を追加し、御厚意の受け皿にしたいと考えています。 インターネット放送局。 災害放送を含め地域の生活情報、学校行事連絡、観光情報など、地域密着の情報を専門に扱うインターネット放送局の開局構想について、開局した場合のコスト負担を含めた詳細な検討が必要であることから、引き続き検討を進めるための調査費を今定例会に計上いたしました。御審議をよろしくお願い申し上げます。 姉妹都市交流。 姉妹都市交流を行っている長崎県大村市で、6月10日、浜田謹吾銅像建立25周年記念式典が行われます。当市からも民間交流を行っている角館戊辰会を初め、多数の参加者が出席を予定しています。 平成24年度は、仙北市内に建立されている銅像の25周年記念式典が予定され、今後とも行政並びに民間レベルの交流を深めていきたいと考えています。 第三セクターの担当窓口。 市が50%以上出資している第三セクターで、担当が複数課に及ぶことから業務の煩雑化が指摘されていた株式会社アロマ田沢湖、株式会社花葉館、株式会社西木村総合公社の窓口を企画振興課に集約し、業務の一本化を目指したいと思います。 生活バス路線の再構築に向けた取り組み。 生活バス路線は、住民生活と地域社会を支える重要な社会基盤としての役割を担っていますが、利用者の減少等により運行を取り巻く環境は一層厳しさが増しています。 これにより、近年は減便や路線廃止などを余儀なくされているほか、維持するにも財政負担の増加が避けられない状況となっています。 このことから、先に実施した高齢者生活実態調査も踏まえ、それぞれの地域に適した、利便性が高く、かつ持続可能な交通システムへと再構築を図るため、地域住民との協働による取り組みを進めます。 基幹系システムの更新。 現在の基幹システムは、住民基本台帳とデータ連携し印鑑登録や各種税業務など29業務を運用する総合的なシステムとなっています。 しかし、平成24年7月施行の改正住民基本台帳法・外国人登録法に対応しなければならないことや、償却年数が既に経過し障害がたびたび発生していることから、平成23年度にシステム更新を行うものです。平成22年度に更新の準備を進めていて、総合評価方式での導入を計画しています。 光ブロードバンド通信網の整備。 乳頭・田沢湖高原・水沢地区(田沢湖高原地区等といいます)、下高野地区において光ブロードバンド網整備のため、平成23年度当初予算に同地区の整備費用を計上しています。 現在、市内で光ファイバーによる超高速通信が可能な地域は、角館・生保内の市街地の一部ですが、未整備地域との情報格差が顕著なため、市内全域の早期整備を目指し、これまでも通信事業者と協議を重ねてきました。しかし、不採算地域での光ファイバー網の早期整備は困難であるとの通信事業者の方針や、基盤整備の加速には一定の公的支援が望ましいとの国の指針があり、通信事業者と市が協力し合って未整備地域の基盤整備を推進することが必要との認識を得ています。 田沢湖高原地区・下高野地区は、観光業・製造業など基幹産業の集積する産業重点地域です。特に田沢湖高原地区等は、観光産業拠点特別区として位置づけ、観光業に関する重点的な整備を行う方針を持っているほか、観光産業戦略会議の中でも、観光宣伝や誘客に光ファイバーによる超高速通信網の早期整備が強く要望されていました。 製造業においては、企業間の大容量データ通信が常態化している中、既に企業活動に支障が生じている状況です。このため、高度化する情報社会への対応や現在の厳しい企業環境を考慮し、観光業者や誘致企業生き残りのためにも、同地区には市による早急な整備が必要であると判断をしました。 なお、これまでの全体的協議の大筋として、角館・生保内地区、田沢湖畔地区及び西明寺・神代地区は、平成23年度末までに通信事業者側で整備を行い、田沢湖高原地区等、下高野地区については、平成23年度末までに、また、田沢・桧木内・上桧木内地区は、平成24年度以降に財政状況を勘案しながら市が整備を行いたいと考えています。 地上デジタル放送難視聴の解消。 平成23年7月の地上アナログ放送終了まで残り5カ月となりました。国が行う生活保護世帯等などNHK放送受信料全額免除世帯、及び市民税非課税世帯への簡易チューナー支援に対しては、引き続き協力していきます。 共同受信施設については、NHK共聴組合の全26施設と自主共聴組合3施設の地上デジタル化改修が完了し、受信可能な状況となっています。 このほか、新たな難視地区に設立された共聴組合は、現在15組合で2組合の施設が平成22年度中に完成するほか、11組合の施設は冬季工事のため平成23年度へ事業繰り越しされますが、アナログ停波前には完成予定です。 残り2組合の施設については、市補助金を平成23年度当初予算に計上しています。この2施設については、アナログ停波まで整備が間に合わないことが懸念されるため、衛生放送による地上デジタル放送が受信できるよう暫定的難視聴対策を講じることになります。 市民プール。 市民の体力向上や健康増進を目的に、通年稼働が可能な温水室内プールの整備を検討しています。 木質バイオマス施設を初め、地球環境への負荷が少ない熱源を前提にしていますが、最も有効な整備方法を見きわめるため、財源や活用方法などを多面的に検討し、結論を得たいと考えています。 市民福祉部。 国民健康保険。 国民健康保険は、皆保険体制の礎として地域住民医療の確保と健康保持増進が目的です。しかし、低所得者の加入割合が多いという構造的な問題に加え、近年の景気低迷に伴う所得の減少、高齢化の進行に伴う医療費の増加等により、その財政運営は年々厳しさを増し、極めて深刻な状況下であります。 この現状を踏まえ、保険者の責務として総合的な取り組みを進めていくため国民健康保険事業運営安定化計画を策定しました。本計画に基づき、一般会計からの基準外繰り入れに係る費用を平成23年度予算に計上しました。この対応による医療費に連動した急激な税負担の緩和と国保財政の収支不均衡の改善を進め、あわせて医療費の抑制に努めながら、市民が安心して医療を受けることができる環境を整備したいと考えています。 また、疾病予防や健康への意識向上を促すため、当市に住所を有する75歳以上の高齢者医療被保険者への支援として、人間ドック費用助成制度の創設を計画しています。 交通安全・防犯対策。 交通安全対策については、子供と高齢者の交通事故防止、飲酒運転の根絶、すべての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底を最重点に、交通指導隊、交通安全母の会及び関係機関と緊密な連携をとりながら、目標達成に向け交通事故防止対策に努めます。 防犯対策については、犯罪のない明るい社会を実現するため、犯罪事故防止対策の推進、少年の非行防止活動と健全育成活動の推進等を防犯指導隊、仙北市防犯協会及び防犯関係機関と連携し、安全・安心のための巡回パトロールを実施し、犯罪の未然防止に努めます。 生活環境。 生活環境整備については、地域の自然景観を守るための不法投棄防止の看板設置や啓発活動・監視パトロール等を不法投棄監視員及び各関係機関・地域住民からの協力を得ながら、未然防止対策に取り組みます。 また、住民ボランティア団体からの協力により、クリーンアップを通じた美化運動を推進します。 消費生活相談業務体制については、悪質商法や振り込め詐欺の手口は複雑・巧妙化する傾向にあるので、住民から寄せられる消費生活相談にはきめ細かに対応できる専門知識を高め、窓口体制の強化とあわせて市民への情報提供に努めます。 消防団・防災。 近年の地球温暖化、環境の変化に伴い、災害の形態は複雑で大規模化の傾向にあり、地域住民の消防に対する期待は、ますます高まっています。 一方で少子・高齢社会が進展し、また団員のサラリーマン化など、実働団員の確保が厳しいことから、消防団活動に協力いただく事業所に対し、消防団協力事業所表示を交付し、事業所の社会貢献として市民に広く紹介してきたところ、9事業所から協力を得ることができました。 本年度も引き続き事業所から消防活動に対する理解をいただけるよう積極的に事業所への啓発活動に努め、あわせて後方支援に携わっていただける女性消防団員の加入促進を行い、活動環境の整備を進めます。 災害については、昨年のたび重なる豪雨災害を教訓として、市民が一斉に情報を共有するネットワークの構築の必要性を強く感じています。 有事の際の伝達方法を確立するため、防災情報速報を携帯電話に配信するエリアメールの導入など、全国瞬時警報システム(Jアラート)と並行で整備してきましたが、未整備となっている角館地区の防災行政無線については、昨年から取り組んできた具体的な調査が終了次第、早急に整備に着手したいと考えています。 火山災害対策については、秋田駒ヶ岳や焼山などを対象に、県の防災計画と整合性を図りながら、火山災害対策編の素案作成に取り組んでいます。 年度初めには仙北市地域防災計画地震対策編、一般災害対策編、資料編を改め、火山災害対策編を構成し提示したいと考えています。 保健事業。 「けんこう仙北21計画」の重点課題と位置づける市民の健康づくりや各種検診を市民と共同で推進します。母子保健対策としては、乳児健診から妊婦検診、食育の推進、歯科衛生などの啓発・指導に努めます。さらに心の健康づくり・自殺予防対策として多重債務研修会、サポーター養成講座、講演会などを開催します。また、生活習慣病を自発的に予防する健康教室などを実施します。 臨時特例交付金による子宮頸がん・ヒブ・小児用肺炎球菌ワクチンの接種を実施し、定期接種を含め幼児期からの予防を推進します。 各種検診については、受診率の向上と特定保健指導の充実を図ります。特にがんの死亡率が高いことから、3年間胃がん検診未受診者を対象にがん検診受診勧奨促進事業を、県・総合事業団・市の協働で実施します。また40歳、50歳の方を対象に無料クーポン券を発行する胃がん検診助成事業を実施します。 大腸がん研究事業については目標人数に到達していない現状ですが、引き続き市民の皆様に研究への参加をお願いしていきます。なお、国立がん研究センターから大仙市に研究参加の要請があり、新年度からは、大仙市太田地区と中仙地区が研究事業の対象地区に加わることになります。 県地域医療再生計画において、在宅療養支援に取り組む診療所に補助をする在宅療養支援診療所強化事業を西明寺診療所で実施し、超音波診断装置などを更新するなど患者の診断力向上に努めます。 高齢者福祉。 高齢者生活実態調査の結果等から、この対策として、例えば高齢者等憩いの場空間整備事業、高齢者表彰事業、高齢者人間ドック助成などに係る予算を計上しています。関係機関の協力を得て、ひとり暮らしなどの高齢者を見守り、支え合う地域づくりを進めたいと思います。 また、平成24年度から26年度の3カ年を計画年次として、仙北市高齢者福祉計画(第5期)を平成23年度に策定し、さらなる高齢者福祉の向上を目指します。 児童福祉・保育事業。 子ども手当やすこやか子育て支援事業など経済的支援を始め、保育園で取り組んでいる子育て支援センター、一時保育を行うほか、子育てサポーターの養成や保育環境の整備に努めます。また、放課後児童クラブの開所時間を30分から1時間延長して、利用者の便宜を図ります。 保育事業については、さきにお話をした待機児童の解消、市立保育園のあり方会議のほか、NPO法人や民間ボランティア団体等による市の遊休施設を活用した一時保育所の開設についても積極的に推進します。なお、平成23年度から神代幼稚園と生保内幼稚園でも3歳児保育の受け入れを開始しますが、待機児童解消の一助になればと考えています。 観光商工部。 観光振興。 観光客のさらなる誘客を図るため、平成22年度に決定した統一観光ブランド田沢湖・角館を全面に打ち出し、国内はもとより、アジア地域も視野に入れ観光宣伝に取り組みます。 3観光協会の連携については、平成22年度の観光協会連絡会議の協議結果を踏まえ、平成23年度は新たに田沢湖・角館観光連盟(仮称)を立ち上げることとしています。市では3観光協会が協働で実施する事業を強力にバックアップしたいと思います。 また、秋田県はJRグループが自治体等と協同で実施するデスティネーションキャンペーン(DC)に、JR秋田支社と連携しエントリーしています。平成23年度は秋田県がJR東日本重点販売地域(ミニDC)の指定を受けたことから、これをばねに県及び観光関連団体等と連携し、観光客の誘客に取り組みます。 施設関係では、抱返り遊歩道整備について、平成23年度は13号橋の工事、並びに昨年7月の崩落個所の本格復旧工事、及び16号橋工事の設計調査委託を実施する旨、県自然保護課からお話をお聞きしていますが、早期に安全な通行ができるよう重ねて要望します。飯村少年殉難碑以北の遊歩道は、登山道水準での整備で今後も粘り強く交渉します。 また、仙北市TIC(ツーリスト・インフォメーションセンター)では、着地型体験旅行商品「あきた TABIYORI]の本格的な販売を実施しています。平成23年度も各事業所との打ち合わせや情報交換をしながら新商品開発に取り組みます。あわせて宣伝効果の高いホームページの作成準備等を進めます。 外国語表記の看板が少ないことが指摘されていますが、当エリアが東北運輸局が実施する外国人観光客の移動容易化のための言語バリアフリー化調査事業の採択を受け、現在、実証実験のための外国語案内表示等の製作・設置等が行われています。3月末までに効果検証結果の報告と改善方策の検討が行われる予定です。その結果を踏まえ、県と協働で、インバウンドに向けた看板表示等の充実を図ります。 商工業の振興。 市内企業・事業所の育成強化と経営の安定化に向け、仙北市商工会が推進する各種事業の支援に最大努めます。 また、さらなる地域振興を図るため、民間の方々からも御意見をいただきながら、産業振興基本条例(仮称)の制定に向け準備を進めます。 このほか、建設業の異業種参入への推進や、新たな商工業事業の立ち上げ、事業の拡張に対し、引き続き支援を行います。 物産関係については、地域資源を活用した新たな特産品の開発を進め、山の楽市の開催、東京都板橋区及び神奈川県大和市の都市交流型アンテナショップへの参加等、農商工連携による各種イベント等への支援で、産業振興と所得の確保につなげます。 また、漬物や民具ほか、多彩な分野からものづくりに優れた技術ある人を「せんぼくふるさとマイスター」として認定し、文化的価値・技術の継承を図ります。 雇用対策。 雇用対策については、厳しい雇用状況に対応するため平成21年3月に緊急雇用対策室を設置し、国・県・関係機関と連携しながら経済雇用対策を講じてきました。 国の交付金事業である緊急雇用創出臨時対策基金事業やふるさと雇用再生臨時対策基金事業の活用で、引き続き臨時的・一時的なつなぎ就労機会の提供及び安定的な雇用機会の創出に取り組んでいきます。 なお、平成23年4月1日からの雇用については、3月1日号の広報で募集することについて、御理解をお願い申し上げたいと思います。 事業主への雇用支援対策として、緊急雇用助成金制度を継続して実施し雇用の拡大に取り組むほか、国の雇用調整助成金や中小企業緊急雇用安定助成金制度を活用して、緊急雇用維持支援事業費補助金制度も継続し、雇用の維持と解雇予防を図ります。 従業員の技術習得及び資格取得の研修費、離職者及び学卒未就職者の資質の向上等、研修費等の一部を助成する勤労者・雇用者対策事業費補助金制度を実施し、従業員の資質の向上や求職者の就職支援に取り組みます。 また、高校生を対象とした事業所視察会、求職者の就職面接会、事業所訪問やハローワークの週間求人情報の迅速な提供など、就労支援に努めていきます。 農林部。 総合産業研究所の取り組み。 2年目を迎える総合産業研究所については、一部業務内容を見直し、より農業の現場に踏み込んだ事業展開で、1次産業を核とした6次産業化の推進に取り組みます。 具体的には、産業連携・商品開発・流通対策・試験研究等を柱として、企画開発部門と販売戦略部門の2つの班編成により業務に当たります。 また、雇用創造推進協議会で採用予定の4名のスタッフと連携し、首都圏等での物販活動やEビジネスの展開に取り組むほか、認定農業者協議会やグリーンツーリズム関係団体、直売所グループ等と連携し、地域ブランドの開発や地場産品の販路開拓に努めます。 なお、荒樋所長及び今野地域資源活用専門員については、来年度は非常勤のアドバイザーとして活動をいただくことにしています。 本年度とありますけれども、来年度ということで訂正をお願い申し上げます。失礼しました。 農業者戸別所得補償制度への対応。 食料自給率の向上や農業の多面的機能の実現を目指し、農業者戸別所得補償制度が本格的に実施されます。 対象作物は、米・麦・大豆・ソバなどのほか、飼料作物・米粉用・飼料用米・加工用米・地域特産物等です。農作物の出荷状況に応じて畑作物の所得補償交付金、水田活用の所得補償交付金、米の所得補償交付金、米価変動補てん交付金(平成24年度予算計上)がそれぞれ直接農家に交付されます。 本市の水稲の生産数量目標は1万6,387トンで、面積換算値では、前年度より150ヘクタール減少して2,969ヘクタールとなり、転作率は38.7%となっています。今後、水田農業推進協議会の方針に基づき、生産数量目標の配分や農業者戸別所得補償制度について農家への周知を図り、国・県・関係農業団体とともに農家所得の向上に結びつく施策の展開に努めます。 なお、転作作物の助成金について、全体では前年度を上回る手厚い内容になっていますが、収量・品質により、作物によっては不確定な要素があることから、国・県等の動向や全体の取り組み状況を勘案し、必要に応じて市独自の対応を検討したいと考えています。 都市農村の交流促進・農村文化の再発見。 本市では恵まれた資源を活用し、農業体験や林業体験などが各地区で盛んに行われています。平成21年度の実績では、県内外の小・中学校、高校、大学合わせて48校、4,577人が体験学習旅行に訪れています。 こうした現状を踏まえ、農山村体験やグリーンツーリズムの総合窓口としての役割を果たし、また、農村文化のブラッシュアップとにぎわいの創出を目指し、農林部内に農山村体験デザイン室を設置します。 農業・農村支援策の充実。 県では、農林漁業振興臨時対策基金を新たに設置し、100億円規模の基金造成により、「農林漁業競争力強化・躍進プラン」を策定し、平成23年度から農林漁業の構造的な改革を加速する対策を集中的に実施することにしています。 本市では、農業夢プラン型戦略作目等生産基盤拡大事業として夢プラン応援事業を初めとする県単事業を市独自のかさ上げ助成を行い、意欲的に作付拡大を目指す農家を支援します。 また、市単独の元気な農業ステップアップ事業等により、新たな担い手農家の育成に取り組むほか、仙北市重点作目の見直しを行い、新たにイチゴ・山の芋・ネギを追加するなど、ブランドの確立を目指します。 このほか、中山間地域等直接支払事業、農地・水・農村環境保全向上支援事業を引き続き各地域で実施し、農村の活性化や多面的機能の維持に努めます。 畜産の振興。 昨年来の口蹄疫や鳥インフルエンザの発生により、畜産農家は大きな衝撃を受けていることから、家畜総合衛生防疫事業等により、伝染病の未然防止に全力で努めます。また、安全な粗飼料の確保と自給率の向上を図るため、農業者戸別所得補償制度の耕畜連携助成事業を推進するほか、家畜導入事業や環境保全型農業推進施設整備事業により畜産農家の規模拡大と環境保全を進めます。 預託放牧の場として活用されている大覚野牧場について、増加傾向にある放牧利用に対応するため、県農業公社が事業主体となり草地林地一体的利用総合整備事業を進めていますが、本年度は12ヘクタールの草地整備改良工事を実施します。 土地改良事業の推進。 昨年度は、7月から8月にかけての集中豪雨で、農地・農業用施設に大きな被害がありました。現在小土地改良事業費補助金の要綱を見直し、災害対応につながる事業について補助率のかさ上げを検討しています。 小勝田頭首工、若松堰頭首工の県営事業について、引き続き応分の負担を行い事業の推進に努めます。また、田沢二期地区(田沢疏水)の国営事業についても事業促進に協力します。 県では、土地利用型転作作物の収量と品質の向上を図ることを目的に、もみ殻補助暗渠などを活用した農地の排水強化対策事業に取り組むことにしていますが、土地改良区や基盤整備済みの組合等に事業の周知を図りながら事業推進に努めます。 林業の振興。 秋田県水と緑の森づくり税を活用し、ふれあいの森整備支援事業に取り組み、田沢湖高原地区から乳頭温泉地区にかけての歩道整備を実施するほか、都市住民と地元住民が森林作業を通じて交流を図る「緑の交流支援事業」や地域ボランティア団体とともに森林体験活動を行う「森を楽しむ体験事業」を引き続き開催します。 高能率生産団地路網整備事業について、県事業の基幹林業専用道路網として新たに整備することになり、本年度は田沢湖地区の鹿の作林道の整備に着手します。 秋田杉の普及拡大を目的とした仙北市推奨乾燥材利用促進事業については、増改築を含めた助成制度に内容を見直しし、利用促進を図ります。 森林のマスタープランとなる市町村森林整備計画の策定に向けて、森林GIS整備推進事業により森林GISの導入を進めます。 なお、新燃岳の噴火により土砂流等の被害が心配されていますが、こうした災害を未然に防止するため治山事業を進めています。本年度は、県営治山事業として、継続事業4カ所、新規事業1カ所の工事が実施されるほか、活火山による災害予防の観点から、駒ヶ岳流域の岩井沢地内に砂防堰堤を整備するため、治山施設機能強化事業の事業採択に向けて取り組んでいきます。 木質バイオマス施設の稼働。 昨年4月から稼働している木質バイオマス施設については、原料のチップの品質や施設のトラブル等により、当初計画に基づいた稼働ができない状況になっています。このため、今後の管理運営について施工業者である月島機械株式会社と協議を重ねていますが、平成22年度においてかかり増しとなった管理運営費については、月島機械株式会社が一定の負担を行うこととし、補正予算に歳入を計上しています。また、現状のままでは安定した稼働状況を維持することが困難なことから、ガス化炉1基3系列の現行システムを見直しし、ガス化炉を改善する提案が出されています。 あわせて熱量のエネルギーバランスを調整するため、作物の育苗や温水プールなど、バイオマスエネルギーの他の用途への活用についても検討を進めることにしています。 バイオマス事業の当初の目的達成のためには、あらゆる方策を講じることが必要であると考えています。今後、県・林野庁とも協議し、早期に改修工事を実施する方向で取り組んでいきます。 建設部。 道路整備。 市道整備については、地域内交通システムを総合計画によって進めていますが、今後も地域からの要望を踏まえ、危険度や緊急性等を勘案し、道路における安心・安全対策について計画的に進めていきます。 国庫補助事業は地域活力基盤創造交付金事業が、平成23年度から社会資本整備総合交付金事業となり、神代中央線・栃木六本杉線・東田鎌川線道路改良工事、観光線道路舗装工事、角館・生保内地区消流雪溝導水路整備工事を実施します。また、市単独事業として豪雪対策、過疎対策、辺地対策及び臨時地方道路整備事業により市道改良工事を実施します。 市民や仙北市を訪れる観光客が安心で安全に歩行できるよう安心・安全道路維持整備事業や市民参加型インフラ維持整備事業、建設業者育成事業を引き続き実施します。 国道整備については、国道46号角館バイパスの第2期開通により従来の国道を利用される方々の交通量が約5割減少していて、引き続き雲然地区から月見堂地区までの区間で工事が行われる予定です。 国道105号については、桁沢地区と草峠地区の事業が計画されています。また、県道整備については改良が必要な箇所が多い現状です。いずれも早期事業化並びに早期着手を強く要望します。 八幡平直轄砂防事業。 先達川第2、先達川第5、桧木内川第1、大和田沢、片倉田沢第1砂防施設の事業が引き続き実施されます。また、新規事業としての赤倉沢、石黒沢砂防施設については、事業着手に向けて要望活動を強化します。 田沢湖再生に向けた湖岸浸食対策事業。 第2期広域基幹河川改修事業が本年度で終了します。自然環境に配慮した工法で湖岸浸食対策が進められていますが、まだ対策が必要な箇所も多くあることから、第3期事業への推進を要望していきます。 70年ぶりに発見されたクニマスの里帰りを実現するためには、田沢湖の湖としての健康を取り戻し、多様な魚類が生息できる湖に生まれ変わる必要があることから、本事業とあわせ関係機関との連携を強化します。 玉川河川改修及び改修関連事業。 広域基幹河川改修及び改修関連事業として進められていますが、個人所有地については用地買収を実施し、また、共有地については事業認定等に必要な手続を行っています。 事業の早期着手、早期完成を求めながら事業推進を要望します。 桧木内川河川改修事業。 上桧木内中泊地区から宮田地区の河川改修事業が一部発注され、平成24年度完了予定として進められています。これにより豪雨による洪水、家屋への浸水、幹線道路の通行規制など住民の災害へ対する不安は軽減されるものと思われます。 今後、早期完成を求めるとともに、引き続き事業推進を要望していきます。 仙北市住宅リフォーム促進事業。 平成22年度に仙北市住宅リフォーム促進事業を創設し、住宅リフォームに係る費用に対し、一定の補助金を交付しています。引き続き平成23年度においても市内の住宅改善の促進、市民生活の向上及び地域経済の活性化を図るため事業を継続します。また、下水道接続率向上に向けて、接続工事費に対しても補助金の交付事業を継続します。 都市計画道路岩瀬北野線整備事業。 都市計画道路岩瀬北野線は、主要幹線である国道46号及び国道105号と市街地とのネットワークを構築する重要な路線です。円滑な交通流動を確保するとともに、周辺住民及び観光客等の利便性の向上を目的として、内川橋付近から横町橋付近の未完成区間487メートルの改築を、平成23年度から5カ年計画の予定で事業実施をします。 生保内公園野球場改築事業。 生保内公園野球場の改築については、旧田沢湖町時代からの懸案事項でした。建設から30年以上経過し老朽化による破損や屋外体育施設ルールの改正により安全性の確保が必要となっていることから、今年度策定の仙北市公園施設長寿命化計画に基づき、平成23年度に改築更新設計を行い、平成24年度から工事を実施します。 下水道事業。 平成22年度に引き続き、田沢湖中生保内地区及び角館荒屋敷地区の公共下水道整備を進めます。 平成22年度未整備状況は、認可区域での整備率は77.0%、水洗化率57.0%で、水洗化の向上に当たっては、水洗化資金支援制度、仙北市住宅リフォーム促進事業等の活用を図りながらさらに普及促進のPRに努めます。 下水道使用料金については、地域格差の是正及び料金統一に向け、下水道使用料等検討委員会で審議を重ねていただき、下水道経営の健全化を目指します。 集落排水事業。 集落排水事業については、田沢地区が平成22年度に供用開始しています。しかしながら、既存の集落排水地区の加入率も現在50%台にとどまっているため、引き続き加入促進を呼びかけます。 また、神代森腰・荒町地区集落排水整備計画については、平成22年度に実施したアンケート調査結果等を踏まえ、事業に係る要件、費用対効果等を検討したいと考えています。 合併処理浄化槽事業。 公共下水道、集落排水事業等の計画区域以外の汚水処理については、循環型社会形成推進交付金を活用し、個人設置型浄化槽の整備を進めていきたいと思います。 企業局。 水道事業。 神代地区の水源調査を実施してきましたが、同調査の分析結果に基づいた水道整備計画を策定し、早期に事業着手したいと考えています。あわせて西明寺地区簡易水道事業区域を拡張し、角館東前郷地区の水道整備事業を実施しています。当初の事業計画期間を5カ年から4カ年に短縮し、平成25年度で当初計画の事業を完了させて水道整備の加速化に努めます。 角館浄水場の急速ろ過機設備更新事業が完了したことにより、以前に比べ1日当たりの浄水能力が400立方メートル増加し、6,400立方メートルになりました。さらに未普及地域解消のため、引き続き中川地区の配水管整備事業を実施します。 水道料金統一については、水道運営審議会の審議の結果を踏まえて改定案を示したいと考えています。 温泉事業。 温泉事業は、市の観光産業拠点特別区政策を推進する上でも、また、所得の向上を図る上でも主要な事業の一つです。しかし、源泉井戸の老朽化で安定供給の維持が困難になるのではと危惧をしています。 主力源泉となっているカラ吹き2号源泉井戸の代替井戸の確保が急務です。新たな温泉井戸での温泉供給を確保した上で、カラ吹き2号源泉井戸の老朽化対策を施すことが最良の手法と考えています。そこで温泉掘削事業に伴う課題解消の方策を検証するための調査費を計上しました。関係機関及び関係者の御理解と御協力が得られ次第、温泉審議会に温泉掘削の許可申請をする予定です。許可をいただいた後、事業実施時期を定め、予算案を議会に提出したいと考えていますので、よろしくお願い申し上げます。 医療局。 医師等招聘対策事業。 医師を初めとする医療スタッフの不足が懸念される中、積極的な招聘活動を展開しています。しかし、その成果が出せず、申しわけなく思っています。4月から着任する病院事業管理者に期待を寄せています。 医師招聘対策に有効な研修医の受け入れについて、角館総合病院が基幹型病院として行ってきたことに加え、田沢湖病院が協力型病院として新たに県とタイアップした研修医受け入れ事業を行うことになり、その必要経費を予算案に計上しています。御審議をお願い申し上げます。 管理者の着任を機に、行政と病院がこれまで以上に一体感を醸成し、秋田大学医学部附属病院や関連機関と連携強化を図りながら、当該事業を推進していきます。 仙北市病院事業会計予算の概要。 平成23年度の最重要施策である医師等医療従事者の招聘活動を積極的に推進することはもちろん、市立病院等改革推進計画に基づく事業の一元化を喫緊の課題ととらえ、4月から給与及び各種支払い業務・材料費や消耗品などの共同購入、さらには賃貸借や委託業務契約の検討を進めます。 地域医療構築のためには、市民との協働が不可欠であることから、ボランティア等で活躍している方を講師に仙北市地域医療フォーラム(仮称)を開催する予算を計上しています。 市立田沢湖病院では、秋田県が医師確保対策事業として取り組んでいる研修医紹介事業の初めてのケースとして、横浜市の財団法人神奈川県警友会「けいゆう病院」より、地域医療研修として研修医の受け入れを予定しています。全国的な医師不足と地域偏在の状況下、このような事業の受け入れにより地域の魅力を肌で感じていただき、将来的に地域医療を目指す医師の招聘につながるよう努めます。 また、先の高齢者生活実態調査を踏まえ、市が開設しているまちづくり出前講座に、医療スタッフが講師となって参画します。 なお、新年度の医療機器整備事業については、超音波診断装置、上部消化管ビデオスコープなど4機種を更新する予定です。 市立角館総合病院では、現在、小児科は自治医科大学卒業の義務年限内医師が常勤で診療に当たっていますが、平成22年度末で転出予定となっていることから、その後任と恒常化している内科関係の常勤医師不足解消に向け、最大限の努力をします。また、田沢湖病院同様、まちづくり出前講座に参画し、医療スタッフが集落内の集会等に出向いて行う健康講座に類する事業も、できる限り実施したいと考えています。 医療機器整備事業は、毎年一定額の範囲内で整備を図っていますが、新年度は病院建設を考慮の上で必要最低限の更新及び増設とし、人工透析用監視装置、人工呼吸器、分娩監視装置、麻酔機などを予定しています。 病院改築については、平成26年10月の開院を目標に本格的な取り組みとして、建設用地選定委員会の経費を予算案に計上しています。よろしく御審議をお願い申し上げます。 第5章 おわりに。 以上、市政運営の基本方針と主要な施策の概要について申し上げましたが、常にもう一歩前進・現状突破という改革の意識を持ち、市民参加による市民のための市政を目指し、職員と力を合わせ、仙北市のさらなる発展に努めます。議員並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。 本定例会に提出している案件は、報告関係1件、条例関係19件、当初予算関係19件、補正予算関係13件、その他4件、指定管理者関係1件、諮問関係1件の計58件です。 慎重審議の上、全議案について御可決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) 市長の市政報告及び施政方針を終わります。 11時50分まで休憩いたします。                             (午前11時37分)---------------------------------------
    ○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                             (午前11時50分)--------------------------------------- △教育行政報告及び教育行政方針 ○議長(佐藤峯夫君) 次に、教育委員会の教育行政報告及び教育行政方針に入ります。 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 平成23年第2回仙北市議会の開会に当たり、教育委員会における主な事項について御報告申し上げます。 中学校スキー大会。 去る1月14日から17日まで、鹿角市の花輪スキー場において、第54回全県中学校スキー大会(クロスカントリー・アルペン)が開催され、生保内中学校の須田忠厚選手(生保内中学校1年)が大回転で4位入賞を果たすなど、市内各校の選手が好成績を収めております。 ことしは第47回東北中学校スキー大会(アルペン)が1月28日から30日まで、本市のたざわ湖スキー場で開催されましたが、生保内中学校からは須田選手を含む3人、角館中学校からも1人が出場し、地元勢として健闘しております。須田選手は2月7日から福島県の猪苗代スキー場で開催された第48回全国中学校スキー大会にも出場を果たしました。今後の各選手のさらなる活躍を期待いたします。 児童生徒県南美術展。 12月5日から1月27日まで角館町平福記念美術館で開催しました第33回児童生徒県南美術展は、参加101校の御協力により、作品1,230点の展示を行い、期間中、家族連れを中心に2,854人の方々に御来場いただきました。1月23日には、特賞受賞者の表彰式を行い、審査委員長の佐々木良三秋田大学名誉教授から一人一人に講評をいただき、市長賞等を23名に授与しました。 河正雄コレクション「故郷」展。 現在、角館町平福記念美術館では、河正雄コレクション「故郷」展を開催しております。会期初日の2月7日には、市内外の関係者の皆様はもとより、韓国から河氏ゆかりの大勢のお客様にもお越しいただいてオープニングセレモニーが行われたほか、樺細工伝承館において記念講演会が開かれ、河氏御本人と河氏の古くからの御友人でいらっしゃる本市出身の作家、西木正明氏から御講演をいただきました。3月27日までの会期中、より多くの皆様に鑑賞をいただけるよう、さらなる周知に努めてまいります。 仙北市芸術文化章授章式。 仙北市芸術文化協会では、本年度の芸術文化章に佐藤貞一さん(書道、角館町小勝田・79歳)を選出しております。また、栄光賞には山田美知男さん(日本画、角館町上菅沢・32歳)と冨岡沙樹さん(民謡、田沢湖生保内・17歳)が選ばれ、1月30日、たざわこ芸術村において授章式が開催されております。 高橋雄七氏 文化庁長官賞受賞。 12月20日、文部科学省(東京都千代田区)において、平成22年度文化庁長官表彰式が行われ、旧角館町長の高橋雄七氏(角館町横町・71歳)が文化庁長官より表彰されております。高橋氏が永年にわたり全国山・鉾・屋台保存連合会理事や角館のお祭り保存会会長などの要職を務められ、我が国の文化財の保護に多大な貢献をされたことが認められたもので、1月30日には、角館町において市内外の関係者160名が出席して、その御功績をたたえる祝賀会が開催されております。 次に、平成23年度の教育行政方針を申し上げます。 仙北市誕生から満5年が経過したところでございますが、この間、教育環境の整備につきましては、角館統合小学校の建設事業を初め、神代小学校の建設事業、西明寺中学校グラウンドの建設事業、角館中学校の屋根及び外壁改修事業など大規模事業が順調に進捗しており、子供たちの学ぶ環境の充実が図られているところでございます。 こうした中、本年度においては、学校教育の質の向上を初めとする諸課題に積極的に取り組むこととし、そのための事務局組織の改編を行うこととしたところでございます。 まず、本市学校教育を全面的に支え、さらなる教育の充実を図ってまいるために、学校教育課を教育指導課と改め、その担当として、学校現場の指導経験が豊富な教職員を充てることとしております。あわせて、教育に関する専門的事項の指導や地域の文化や特性を教育に生かすための調査研究を行う教育機関として、仙北市北浦教育文化研究所を新たに設け、所長及び指導主事、さらには県から派遣される充て指導主事を配置することとし、本定例会に設置条例を提案させていただいております。とりわけ本市を中心とする北浦地域一帯は、豊かな伝統文化を有する地域でございます。確かな学力の定着はもとより、この地の文化に誇りを持ち、たくましく生きる子供の育成を事務局と研究所、そして学校が一体となって推し進めてまいりたいと考えております。 また、市民スポーツの振興に向けましては、その企画立案と施策の確実な推進を図るために、生涯学習課から社会体育部門を独立させたスポーツ振興課を新設し、幅広い世代の市民の皆様が楽しみながらスポーツ活動を実践できるよう、ソフト・ハード両面にわたる環境の整備と活動の支援に努めてまいります。 次に、現在、本市では、人生をよりよく生きるための指針となる読書活動の推進を生涯学習の大きな目標として掲げておりますが、本年度は、子供たちが読書に親しむ環境の整備充実に向けて、各学校図書室の図書のデータベース化を行い、市立図書館と学校図書室のネットワーク化を進めることとしております。児童・生徒の読書のみならず、自主的な調べ学習等にも活用できる体制を整備いたします。 さらに、昭和51年に重要伝統的建造物群保存地区に選定された角館町の武家屋敷群一帯につきましては、保存計画に基づき修理修景事業、防災施設の設置事業等を行ってまいりましたが、樹木や防災施設等の老朽化、地区住民の高齢化や地区の観光化などに伴い、広範にわたる対策を効率的に講じてまいることが喫緊の課題とされており、23年度から防災計画の見直しに取り組むことにしております。 さて、この春は、市内7小学校から247名が卒業予定であります。中学校に進学する子どもたちのさらなる成長と飛躍を何よりも期待するものでございます。また、5つの中学校からは272名が卒業予定であります。卒業するすべての生徒が希望する道を着実に歩むことができますよう祈っているところでございます。 次に、各分野ごとの施策について申し上げます。 教育総務。 教育施設の諸工事、維持修繕事業等につきましては、本年度も、各学校施設ごとの必要性や緊急性等を勘案しつつ、国のきめ細かな交付金事業等を活用の上、計画的に進めてまいります。 また、本年度は、ふるさと仙北市を知り、愛する心をはぐくんでもらうために、市内小・中学校全校の体育館に市民歌のパネルを掲示することとし、所要の予算を計上しているほか、遠距離通学児童対策として、桧木内小学校のスクールバスを更新することとしております。 学校教育。 本年度の小・中学校の新入学児童・生徒数につきましては、小学校200名、前年児童数216名でございます、中学校247名--前年生徒数が254名でございます--が予定されておりまして、昨年度と比較して小学校が16名、中学校が7名、それぞれ減少しております。 22年度からは中川小学校と白岩小学校で複式学級が発生しており、その対象学年につきましては、市費負担による非常勤講師(複式学級指導支援員)をそれぞれ1名ずつ配置し、複式授業の緩和を図っているところであります。新年度におきましても、両校で複式学級が生じる見込みであり、前年に引き続き非常勤講師を配置することとしております。なお、県教育委員会に対しては県費負担教職員及び講師の配置について、強く要望してまいりたいと考えております。 全国学力・学習状況調査につきましては、23年度も前年度に引き続き抽出校調査方式が継続され、現時点では市内全中学校と角館、白岩、桧木内の各小学校、計8校が対象候補校として通知を受け、諸準備を進めているところでございます。なお、抽出対象以外の学校におきましても、問題用紙の送付を申し出て、調査の結果を日常の学習活動に活用してまいることにしております。 学校給食事業につきましては、市内3センターの給食費の額を22年度から統一しておりますが、調理・運搬業務の委託につきましては、角館給食センターのみにとどまっているところであり、23年度からは、田沢湖、西木の両センターにおいても委託を行い、市としてセンター業務の統一を図ることとしております。 なお、年間を通した給食業務の流れや事務引き継ぎに必要な期間等を考慮し、学校が夏季休業中である8月1日を目途に、業務委託を開始できるよう、民間事業者との契約締結に向けて準備を進めてまいります。 市立幼稚園につきましては、これまで田沢幼稚園で3歳児の入園受け入れを行っておりましたが、23年度からは、生保内、神代の両園においても新たに3歳児を受け入れることとし、所要の経費を計上しております。入園施設の選択肢を拡大して、保護者の要望にこたえてまいりたいと考えております。 生涯学習。 生涯学習においては、23年度は、仙北市社会教育中期計画(20年度から24年度)の後半期として、計画をさらに加速して推し進めることとし、地域の連携の強化、ふるさと学習の推進、家庭教育の充実を柱に芸術文化の振興を図り、市民の一体感の醸成にも取り組んでまいります。 新規事業といたしましては、市内のアーティスト等がそのネットワークを活用して、自主的に市民を巻き込んで行う創作活動や発表・展示等のイベントの実施を支援して、地域の魅力発信や継続的なにぎわいの創出を目指す「せんぼくアートプロジェクト推進事業」を実施することとしております。 また、各小学校区単位で実施している放課後児童対策事業については、新たに白岩地区において放課後児童クラブとして、かしわっこクラブ(仮称)の開設を予定しているほか、各クラブともに開設時間を拡大・延長することとしており、利用者の利便性向上を図ってまいります。 スポーツ振興。 スポーツの振興におきましては、市民の皆様に元気でいきいきとした生活を送っていただくために、世界的スポーツイベントとして、毎年5月の最終水曜日に行われるチャレンジデーに参加し、全市民が運動やスポーツを通じて健康への意識を高める契機にしたいと考えております。 8月12日には、平成23年度全国高等学校総合体育大会自転車ロード競技が、「クニマスの故郷」を本市のオリジナルのキャッチコピーとして、田沢湖周回特設コースで開催されることになっております。また、本年度も、地域に根差した住民主体の生涯スポーツの振興・普及を図ってまいるために、各中学校区ごとの総合型地域スポーツクラブの設立や運営支援に努めることとしております。 公民館。 公民館におきましては、幅広い世代や各地域の要請にこたえた学習機会の提供を念頭に、各種講座や教室等の充実を図ることとし、高齢者に役立つミニ講座の開催など、身近で気軽に参加していただけるような体制づくりに努め、参加者の一層の拡大を目指してまいります。 特に22年度には、秋田県生涯学習センターの指導により、みんなの力で公民館をパワーアップするボランティア団体として、角館公民館サポーターの会が設立されたところであり、今後は、このような団体とも一層の連携を深め、公民館活動の推進を図ってまいります。 なお、角館公民大学陶芸学科は、これまで勤労青少年ホーム敷地内のプレハブ小屋で活動しておりましたが、手狭で老朽化が著しいことから角館東地区公民館に活動拠点を移して専用の活動室を設けることとし、活動環境の向上を図ってまいります。 学習資料館・新潮社記念文学館。 冒頭でも申し上げましたが、学習資料館では、田沢湖図書館、西木公民館と連携を図りながら、緊急雇用基金事業等を活用して、市内小・中学校全校を対象とする学校図書館システム導入事業に着手いたします。これは公共図書館システムと連携した横断検索システムを構築し、相互の図書資料を学習の場で有効に活用していくための事業であり、学校図書館の活性化に向けた支援活動に力を注いでまいることとしております。 新潮社記念文学館では、21年度から館内リニューアルに着手しておりますが、その一環として、佐藤義亮コーナーや郷土コーナーの常設展示パネルの充実を図ってまいります。23年度の企画展としては「千葉治平の田沢湖物語」を4月下旬から開催し、本市出身の直木賞作家、千葉治平氏の文学の魅力とともに千葉氏が愛した田沢湖にまつわる資料を紹介いたします。さらに、日本近代文学館の協力を得て、巡回展を開催することとしております。 市民会館・田沢湖図書館。 市民会館では、本年度の自主事業として、22年度に引き続いて、陸上自衛隊東北方面音楽隊コンサートの開催を予定しております。また、26回目となる生保内節全国大会につきましては、実行委員会とともに内容の充実を図り、生保内節を初めとする本市が誇る民謡の数々の紹介と継承に努めるほか、地域文化活動育成事業として「たざわこ音楽祭」の開催を引き続き支援いたします。 田沢湖図書館では、学習資料館との連携を図りながら、図書館ネットワークシステムの構築と蔵書の充実に引き続き努めることとしており、住民に親しまれる図書館として、利用者の要望にこたえてまいります。 文化財。 武家屋敷群の新たな伝統的建造物として一般公開している旧石黒(恵)家については、地域文化の伝承や研修の場として活用いただいておりますが、23年度も関係機関との連携を図りながら利活用の拡大に取り組んでまいります。 23年度の重要伝統的建造物群保存地区保存事業は、河原田家文庫蔵屋根と青柳家薬医門等の修理助成を予定しております。 秋田藩角館郷校「弘道書院」復元計画につきましては、22年度の基本構想策定を受け、23年度は検討委員会を立ち上げ、所見に基づく復元及び具体的な利活用について、その方向性を取りまとめることとしております。 仙北市の花「桜」につきましては、22年度は市内全域の桜調査を行っておりますが、これをもとに新たなビューポイントして、田沢湖高原高野地区や西木町かたまえ山森林公園、さらには、桧木内川堤右岸地区の桜整枝作業等に取り組むことにしております。 角館町平福記念美術館。 平福記念美術館では、23年度に6回の企画展開催を予定しておりますが、10月には、樺細工伝承館、新潮社記念文学館との合同企画3年目の事業といたしまして、芹沢銈介氏の特別展の開催を予定しております。芹沢氏は、型絵染の重要無形文化財保持者、人間国宝として名をはせるとともに、角館の樺細工の振興にも御尽力をいただいた方でありますが、美術館においては、主として屏風、着物等の大型の作品展示を行う予定でございます。 美術館では、今後もより多くの皆様から気軽に芸術作品を鑑賞していただけるよう創意工夫に努めてまいります。 以上、教育行政方針について申し上げましたが、本定例会に提案しております教育関係議案につきましても慎重御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) 教育行政報告及び教育行政方針を終わります。 議会動静報告、監査委員の報告については、別に配付のとおりでありますので、御了承願います。 請願は、また別紙の請願文書付託表のとおりであります。--------------------------------------- △会議時間の変更 ○議長(佐藤峯夫君) 休憩に先立ちまして、会議時間の変更を申し上げます。 20番議員の議事進行発言もあり、13時から議会運営委員会を招集いたします。 したがって、本会議の再開は13時30分から行いますので、御了承願います。 そういう意味で、13時30分まで本会議は休憩します。                              (午後0時14分)--------------------------------------- ○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後1時33分)--------------------------------------- △議会運営委員会報告 ○議長(佐藤峯夫君) 議会運営委員会の報告を求めます。 17番。 ◆17番(田口喜義君) 先ほど本会議におきまして、議長から要請がありました議会運営委員会を第4・5会議室において開催いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 出席委員は7名全員であります。佐藤議長には職務出席を、また、青柳副議長には委員外議員として出席をいただき、オブザーバーとして熊谷が出席をしております。書記には三浦補佐、藤岡係長を任命し、職務のため田口議会事務局長が出席をいたしました。 議会運営委員会では、門脇市長の市政報告にありましたように、還付金の不正受給の疑いが報告されましたことについて、当局よりさらに知り得る情報を聞くこと、また、議会の対応も含めて、議員全員協議会を議長にできるだけ早い時期に開催するよう要請を申し入れましたことを皆様に御報告を申し上げたいと思います。 以上で議会運営委員会の報告を終わります。 ○議長(佐藤峯夫君) 議長に当たりましては、ただいま議会運営委員長の要請を受け、速やかに協議会を開会すべく市長と協議することを皆さんに申し上げます。--------------------------------------- △専決処分の報告について ○議長(佐藤峯夫君) 日程第4、報告第1号 専決処分の報告について、佐藤総務部長から報告を求めます。 佐藤総務部長。 ◎総務部長(佐藤秀夫君) 報告第1号 専決処分の報告について。 地方自治法第180条第1項の規定により、専決処分をいたしましたので、同上第2項の規定に基づき報告をいたすものでございます。 専決処分の第1号であります。 8ページをお開き願いたいと思います。 秋田県市町村総合事務組合規約の一部を改正するものでございます。 現在、秋田県市町村総合事務組合に加盟をいたしております団体は18団体でございます。そのうち、北秋田市上小阿仁村病院組合が、これは運営病院が米内沢総合病院でございます。この3月31日をもって廃止、4月1日から診療所化されるに伴います脱退でございます。 したがいまして、18団体から17に変更になるものということで専決処分をさせていただきました。 附則といたしまして、この規約は知事の許可を受け、平成23年4月1日から施行をするものでございます。 以上、報告を終わります。--------------------------------------- △議案第2号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第5、議案第2号 大曲仙北広域市町村圏組合規約の一部変更についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 佐藤総務部長。 ◎総務部長(佐藤秀夫君) 議案第2号 大曲仙北広域市町村圏組合規約の一部変更について。 地方自治法第286条第1項の規定に基づきまして、関係地方公共団体と協議の上、大曲仙北広域市町村圏組合規約の一部を別紙のとおり変更をお願いいたすものでございます。 10ページをお開き願いたいと思います。 大曲仙北広域市町村圏組合規約に関しまして、組合の共同処理に関する事務は、現在、9項目ございます。そのうち大曲仙北広域市町村圏計画の策定にかかる進行管理並びに連絡調整に関する事項と、組合市町村の職員の共同研修に関する部分を、今回廃止をいたすものでございます。 したがいまして、残る共同処理に関する事務は7項目ということになります。 附則といたしまして、この規約は知事の許可を受け、平成23年4月1日から施行をいたすものでございます。 以上でございます ○議長(佐藤峯夫君) これより質疑を行います。 質疑ありませんか。           (「なし」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております、日程第5、議案第2号 大曲仙北広域市町村圏組合規約の一部変更について、会議規則第39条第3項の規定により、常任委員会への付託を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第2号は常任委員会への付託を省略することに決定いたしました。 これより討論を行いますが、討論ありませんか。           (「なし」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これより採決いたします。 議案第2号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認め、議案第2号は原案のとおり決することに決定いたしました。--------------------------------------- △議案第3号~議案第57号の上程、説明 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第6、議案第3号 仙北市北浦教育文化研究所設置条例制定についてから日程第60、議案第57号 公の施設の指定管理者の指定についてまでを議題といたします。 それぞれ提案理由の説明を求めます。 議案第3号について橋本教育次長。 ◎教育次長(橋本勲君) 議案第3号 仙北市北浦教育文化研究所設置条例制定について、内容について御説明いたします。 ふるさと仙北市を愛し、確かな学力と豊かな心を持ち、たくましく生きる子供の育成を目指し、教育に関する専門的事項の指導や地域の文化や特性を教育に生かすための調査研究を推進する教育機関として、仙北市北浦教育文化研究所の設置をお願いするものです。 条例の第1条から第5条までの設置名称及び位置、業務、職員等の詳細につきましては、別紙の仙北市北浦教育文化研究所設置条例をごらんいただきたいと存じます。 附則といたしまして、この条例は平成23年4月1日から施行する。 以上、よろしく御審議をお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 次に、議案第4号から議案第10号について佐藤総務部長。 ◎総務部長(佐藤秀夫君) 議案第4号 条例の精査に伴う用語等の整理に関する条例制定について、提案理由を申し上げます。 この条例制定につきましては、字句の誤り、条項のずれ等の整理を行って、わかりやすくするものでございます。 14ページをお開き願いたいと思います。 一例で申し上げますと、監査委員の項でございます。現在の「知識経験者として選任された者」を「識見を有する者として選任された者」、それから「議会議員から選任された者」を「議員のうちから選任された者」、また「選挙管理委員等」を「選挙管理委員会の委員等」に改めるものでございます。 続きまして、15ページをお開き願いたいと思います。 一番下の部分です。「仙北市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正」という欄がございます。その3行目、「第2条中第4号を削り」から「第6条を削る」ということで、条項のずれをこのように整理をいたすものでございまして、この内容につきましては、環境保全センターの関係を委託化したことに伴います職員の業務手当を廃止するものでございます。 また、字句の誤りといたしましては、16ページをお開き願いたいと思います。 中ほど、仙北市民浴場条例の一部改正ということで、第12条中「現状回復」から「原状回復」に改めるということに訂正をいたすもの等でございます。 附則といたしまして、この条例は平成23年4月1日から施行をいたすものでございます。 よろしくお願いを申し上げます。 続きまして、議案第5号でございます。 仙北市行政組織条例の一部を改正する条例制定について、提案理由を申し上げます。 皆様のお手元のほうに資料を提出いたしておりますので、ごらんいただきたいと思います。 現在、仙北市行政組織条例につきましては、第1条で、総務部、市民福祉部、観光商工部、農林部、建設部になってございます。それを、「市民福祉部」の部分を「市民生活部」「福祉保健部」に改めるものでございます。 部としては以上でございます。 以外、議決に関係ない課の部分でございますけれども、資料等をごらんいただきたいと思いますが、課等の見直しにつきましては、長寿福祉保健部、現在の市民福祉部の福祉事務所にあります「長寿子育て課」を「子育て推進課」並びに「長寿支援課」に改める。 また、教育委員会関係では、現在の「学校教育課」を「教育指導課」に、また、「スポーツ振興課」を新設する。 課については以上でございます。 係等につきましては、総務部関係で、企画振興課のほうで「民活協働係」を新設いたしたい。さらには、管財課のほうへ「財産区係」を新設する。市民福祉部関係では、各地域センターの中に、「地域支援班」を置きたいということでお願いをいたしてございます。これは12月定例会において、議会のほうから予算の修正の指摘をいただきました。それに基づきまして、当面サポートセンター関係を「地域支援班」として、地域センターの中に置くという意味でございます。さらには、子育て推進課のほうへ「家庭援護係」の新設をいたしたい。それから、長寿支援課のほうで、現在、課の機関になっておりますけれども、「居宅介護支援事業所」を係として設置をしたい。さらには、先ほども申し上げました教育指導課のほうで「教育指導係」を置きたい。スポーツ振興課のほうでは「スポーツ振興係」を新設する等々でございます。 資料等については、後で御参照いただくことにしまして、附則といたしまして、20ページでございます。 この条例は、平成23年4月1日から施行をするものでございます。 あわせまして、仙北市議会委員会条例の一部を次のように改正をいたすものでございます。 教育民生常任委員会の所管事項でございます。 市民生活部の所管に関する事項、福祉保健部の所管に関する事項、さらには医療局、市立田沢湖病院及び市立角館総合病院の所管に属する事項等々、改めたいということでございます。 また、その関連から、21ページ、仙北市情報公開条例の一部の改正といたしまして、「病院事務局」を「医療局」に改めるものでございます。 さらには、仙北市個人情報保護条例の一部改正ということで、これも「病院事務局」を「医療局」に改めるものでございます。 さらには、仙北市が設置する一般廃棄物処理施設に係る生活環境影響調査結果の縦覧等の手続に関する条例の一部を次のように改正をする。「市民福祉部」の欄を「市民生活部」に改めるものでございます。 以上が第5号でございます。よろしくお願いを申し上げます。 次に、議案第6号でございます。 議案第6号と議案第7号は関連をいたしておりますので、一括して提案理由の説明をさせていただきます。 議案第6号 仙北市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例制定について、並びに、25ページ、議案第7号 仙北市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例制定についてであります。 今回お願いをいたします条例の一部改正につきましては、最初に議案第6号関係が、内容につきましては23ページ、24ページに記載をいたしてございます。 これは、平成20年の人事院勧告に時短の勧告がございました。21年4月からは、県内の横手市、さらには私ども仙北市を除くほかの市町村では実施をされておりますけれども、今回私ども4月1日から施行したいということで条例改正をお願いいたすものでございます。 内容につきましては、現在の昼休み時間でございます。昼休み時間は12時から12時45分までとなってございます。これを12時から13時まで15分延長をいたすものでございます。したがいまして、1日の勤務時間が「8時間」から「7時間45分」に、1週間の勤務時間を現在の「40時間」から「38時間45分」に改めるものでございます。 さらには、大きい項目として2つ目でございます。休暇でございます。 現在、休暇につきましては、有給休暇、組合休暇、病気休暇、特別休暇、介護休暇等がございます。これに「療養休暇」をつけ加えるものでございます。療養休暇は、結核による場合の2年間までの休暇を与える内容のものでございます。 以上、2つが改正の大きな内容点でございます。 なお、この件につきましては、22年2月の定例会におきまして、小田嶋議員が一般質問いたしておりまして、その際に市長から、支障がないよう確認してから導入をしたい旨の答弁をいたしてございます。私どもは、今回、先ほど申し上げましたように、4月1日から施行したいということで、条例改正をお願いいたすものでございます。よろしくお願いをいたします。 議案第7号も同様の趣旨でございますので、省略をさせていただきます。 次に、議案第8号 仙北市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例制定について、仙北市職員の育児休業等に関する条例の一部を別紙のとおり制定をお願いするものでございます。 内容につきましては、28ページから32ページまで記載をしてございます。 この内容の主なものは1点でございまして、臨時職員に対して育児休業を与えるものとなってございます。ただし、臨時職員につきましては、現在、6カ月更新を繰り返しております。その実績で、1年以上の経験がある臨時職員ということで、最大ゼロ歳から1歳、もしくは1歳6カ月まで育児休業を与える内容となってございます。 附則といたしまして、平成23年4月1日から施行をいたすものでございます。よろしくお願いを申し上げます。 次に、議案第9号並びに議案第10号は同一の内容でございますので、一括して提案理由の説明をいたします。 なお、この関係につきましては、お手元のほうに資料をお出しいたしてございますので、ごらんいただきたいと思います。 まず最初に、議案第9号 仙北市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例制定についてであります。 次に、議案第10号 仙北市教育委員会教育長の給与及び旅費並びに勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例制定についてであります。 最初に、議案第9号につきましては、市長、副市長の部分でございます。10号につきましては、教育長の部分でございます。 資料にありますように、この3月31日まで、市長、副市長、教育長につきましては、それぞれ現行の給料月額を、市長が20%、副市長が13%、教育長が8%減額をいたしております。この減額を、さらに23年4月1日から24年3月31日まで1年間の延長をお願いいたすものでございます。よろしくお願いを申し上げます。 以上、10号まで提案理由を申し上げました。よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第11号について下総市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(下総芳則君) 議案第11号について御説明申し上げます。 仙北市特別会計条例の一部を改正する条例制定についてであります。 仙北市特別会計条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでありまして、次の38ページでございます。 1条につきましては、設置の条文であります。第6号に老人保健医療特別会計老人保健医療事業となっておりますけれども、これを削り、7号を6号とし、8号から12号まで1号ずつ繰り上げるものでございます。 老人保健特別会計は、平成20年度に後期高齢者医療制度に切りかわっておりまして、平成20年3月以前の診療報酬明細書、いわゆるレセプトでございますけれども、それの精算のために存続している会計であります。 平成22年度までの設置規定が義務づけられておりますが、平成23年度以降の規定の延長はなく設置義務がなくなりますので、今年度でこの会計を廃止するための改正のお願いであります。 以上であります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) 次に、議案第12号から議案第13号について佐藤総務部長。 ◎総務部長(佐藤秀夫君) 続きまして、議案第12号 仙北市市税条例の一部を改正する条例制定について、提案理由を申し上げます。 仙北市市税条例の一部を別紙のとおり制定をお願いいたすものでございます。 40ページをお開き願いたいと思います。 内容といたしましては、個人市民税の非課税の範囲となります課税最低限加算額を改めるものでございまして、「17万6,000円」から「16万8,000円」に改正をお願いいたすものでございます。 附則といたしまして、交付の日から施行し、平成18年4月1日から適用をお願いいたすものでございます。と言いますのは、課税は現在適正に行われてございますけれども、条例の改正がおくれておりました。したがいまして、今回、さかのぼって適用をお願いいたすものでございます。おくれたことをおわび申し上げます。よろしくお願いを申し上げます。 次に、議案第13号 仙北市手数料条例の一部を改正する条例制定について提案理由を申し上げます。 仙北市手数料条例の一部を別紙のとおり制定をお願いするものでございまして、42ページから45ページにまでにわたって内容を記載いたしてございます。 これは23年4月1日から、秋田県より権限移譲される項目が15項目ございます。高齢者向け有料賃貸住宅の供給計画の認定から砂防設備の占用等の許可まででございまして、15項目でございます。うち手数料の改正が必要となる部分が、1つには、クリーニング所の開設の届け出の受理に関する部分、さらには、理容所の開設の届け出の受理に関する部分、美容所の開設の届け出の受理に関する部分、さらには、土地の譲渡に係る事業所得等の課税の特例等に係る優良宅地の認定に関する部分、さらには、都市計画区域内における開発行為の許可に関する部分、以上5項目につきましては記載のとおり手数料条例を改正する必要があることから、今回お願いをいたしたものでございます。よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第14号から議案第15号について下総市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(下総芳則君) 議案第14号について御説明申し上げます。 仙北市児童館条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでございます。 次の47ページでございます。 別表中の仙北市造道児童館を削るものでございまして、当該施設は、昭和54年建設で32年間経過した建物でございます。近年、地域内の児童の減少によりまして、児童館としての利用価値は非常に少ないものであります。県補助年限である27年の経過とともに現在の利用状況等にかんがみ、地域での施設のあり方の協議を行いましたところ、譲り受けの承諾を得ることができましたので、この児童館の用途を廃止して集会施設としての地域で利用するという活用方法でございまして、施行日は平成23年4月1日とするものでございます。 続きまして、議案第15号について御説明申し上げます。 議案第15号は、仙北市国民健康保険条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでありまして、これにつきましては、出産育児一時金の暫定措置から恒久化に伴う改正であります。 今回の改正では、支給金額を「35万円」を「39万円」に改めるものでございます。これは国の緊急の少子化対策の一環として健康保険法施行令等の一部を改正する政令が、平成21年5月22日に交付されております。その中で、出産育児金の引き上げが行われました。支給額を、21年10月1日から23年3月31日までの出産について4万円を引き上げ、「35万円」から「39万円」に改正されております。ただし、医学管理下における出産であると認められる場合は、保険者がそれを認めた場合、3万円を超えない範囲内で保険者が定める額を加算した額を支給することができます。医学的な管理下のもとにおける出産と申しますのは、病院、診療所、助産所、その他となっております。したがって、以上の条件での出産であれば、一時金は38万から42万になっておりますが、平成21年10月1日から23年3月31日までの暫定措置のため、健康保険施行令にならい附則のみを改正しておりましたけれども、平成23年4月から恒久化することになったとの条例の改正で、お願いであります。 附則といたしまして、この条例は、平成23年4月1日から施行するものでございます。 以上、2議案について、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第16号から議案第17号について雲雀建設部長。 ◎建設部長(雲雀芳幸君) それでは、議案第16号 仙北市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例制定について御説明申し上げます。 仙北市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでございますが、改正理由でございます。算定の基準となる地価水準、地価に対する賃料の水準の変動等を反映した適正なものとするため、道路法施行令の一部を改正する政令でございます。平成22年の政令第236号による指定区間内の国道に係る占用料の改定に伴い、市が管理する道路に係る占用料の額を改定するものであります。 それでは、51ページから54ページまでに別表という形の中で記載してございます。主なものについて御説明申し上げます。 主なものは、53ページに記載してございます地下街、地下室、その他これに類する施設等に係る占用料で、近傍類似の土地の地価に一定の率を乗じて算定するもので、乗じる一定の率を引き上げるものです。現在、仙北市に直接該当する事例はありません。 また、説明した以外の占用料については、広告塔、看板、旗ざお、幕、アーチ等を除き額を引き上げるものであります。 附則でございますが、この条例は、平成23年4月1日から施行するものであります。 次に、議案第17号の説明を申し上げます。 56ページでございます。 仙北市下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例制定について説明申し上げます。 仙北市下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでございます。 次ページをお開き願います。 別表からでございます。この地域は、仙北市公共下水道角館処理区の変更認可に伴い、角館町第5負担区を追加するものであります。箇所につきましては、お手元のほうに図面1図を配付してございます。参照していただきたいと思います。 この地域は、角館町雲然荒屋敷地区ほか45ヘクタールでございまして、荒屋敷地区が27ヘクタール、それと落合の付近が10ヘクタール、それから外ノ山、そこが8ヘクタール、計45ヘクタールでございます。 負担額につきましては、1平方メートル当たり255円とするものです。 附則でございます。この条例は、平成23年4月1日から施行するものでございます。 以上、簡単ですが説明を終わります。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第18号について橋本教育次長。 ◎教育次長(橋本勲君) 議案第18号 仙北市学校林に関する条例の一部を改正する条例制定について、内容について御説明いたします。 学校林の一部について林野庁組織の統廃合により、林班表示の変更や作業路の敷設等に伴う地籍の変更等がございましたので、別紙のとおり、林班、地籍等所要の改正をお願いするものです。 なお、昭和34年植栽の旧西木村当時に契約をした桧木内小学校及び桧木内中学校の学校林については、条例に登載されておりませんでしたので、今回、条例への登載もあわせてお願いするものです。 附則といたしまして、この条例は、公布の日から施行するものです。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第19号から第20号について佐藤総務部長。 ◎総務部長(佐藤秀夫君) 議案第19号 仙北市病院事業医師等修学資金貸与条例の一部を改正する条例制定について、別紙のとおりお願いをいたすものでございます。 65ページをお開き願いたいと思います。 改正は2点でございます。 まずは、1点目といたしまして、第3条第1項第1号の部分でございます。 貸与の対象者ということで、改正前が「県内の高等学校を卒業した者で、大学の医学を履修する課程に在学する者、または、県外の高等学校を卒業した者で、秋田大学の医学を履修する課程に在学する者」というふうになってございます。その県内・県外の部分を取りまして、「大学の医学を履修する課程に在学する者であること」というふうに改めたいと考えてございます。 修学資金の貸与につきましては、昨年度、県外から1件申し込みがあったそうです。条例がこのようになっておった関係からお断りを申し上げたと。本年度、現在2件ほど相談があるようでございますので、今回改正をして、貸し付けの対象となるものであれば適用をしていきたいという観点から、今回、条例改正をお願いいたしたものでございます。 さらには、第4条第1項中、現在の病院事業の管理に係る部分につきましては、市長が職務を行ってございます。この4月から病院事業管理者が執行いたすものでございますので、その部分もあわせまして改めることをお願いいたしてございます。 附則といたしまして、この条例は、平成23年4月1日から施行する。ただし、第3条第1項第1号、修学資金貸与の部分です。公布の日から施行をいたすものでございます。 続きまして、議案第20号 仙北市文化センター条例を廃止する条例制定について、別紙のとおり制定をお願いいたすものでございます。 67ページでございます。 文化センターにつきましては、昭和58年建設されまして、その後に、先達へき地保育所の一部として使用され、平成16年度末に保育所が閉鎖されたことに伴いまして、文化センターも閉鎖され、現在に至っておるという状況下にございます。 今回廃止をいたしますのは、地元の先達町内会の会長松橋様から、部落会館がありますけれども、老朽化をしておる、建てかえすることに関しては多額の費用がかかることから、文化センターを用途廃止していただいて、部落会館として活用し、建物の維持管理をしていきたいということで、無償譲渡してほしいという文面の同意書が出てございますので、よろしくお願いを申し上げます。 附則といたしまして、この条例は、平成23年4月1日から施行をお願いいたすものでございます。 以上、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第21号から議案第23号について雲雀建設部長。 ◎建設部長(雲雀芳幸君) 議案第21号 平成23年度仙北市下水道事業特別会計への繰り入れについて御説明申し上げます。 平成23年度仙北市下水道事業特別会計は、公共下水道事業、事業費9億7,930万円で事業を遂行するため、平成23年度仙北市一般会計から4億5,997万7,000円の繰り入れをお願いするものでございます。 次に、議案第22号 平成23年度仙北市集落排水事業特別会計への繰り入れについて御説明申し上げます。 平成23年度仙北市集落排水事業特別会計は、集落排水事業の事業費3億4,360万円で事業を遂行するため、平成23年度仙北市一般会計から2億5,433万1,000円以内の繰り入れをお願いするものでございます。 次に、議案第23号 平成23年度仙北市浄化槽事業特別会計への事業繰り入れについて。 平成23年度仙北市浄化槽事業特別会計は、浄化槽事業、事業費1億1,010万円で事業を遂行するため、平成23年度仙北市一般会計から4,327万7,000円以内の繰り入れをお願いするものでございます。 以上、簡単ですが説明を終わります。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第24号について高田秀市企業局長。 ◎企業局長(高田秀市君) 議案つづりの71ページをお開き願います。 議案第24号 平成23年度仙北市簡易水道事業特別会計への繰り入れについて御説明いたします。 平成23年度仙北市簡易水道事業特別会計は、簡易水道事業のため、平成23年度仙北市一般会計から1億778万5,000円以内の繰り入れをお願いするものでございます。 これにつきましては、平成23年度仙北市簡易水道事業特別会計予算におきまして、西木地区の簡易水道5施設の維持管理費、それと神代地区の水道未普及地域解消のため実施します西明寺地区簡易水道事業拡張事業、角館東前郷地区配水管整備に要します経費に対しまして国庫補助金、あるいは水道料金などの収入で賄えない部分を一般会計からの繰り入れをお願いするもので、その総額を1億778万5,000円以内とするものでございます。 よろしく御審議お願いします。 ○議長(佐藤峯夫君) 資料配付もありますので、14時35分まで休憩します。                              (午後2時19分)--------------------------------------- ○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後2時38分)--------------------------------------- ○議長(佐藤峯夫君) 議案第25号から議案第26号について佐藤総務部長。 ◎総務部長(佐藤秀夫君) それでは、平成23年度仙北市各会計予算、この分厚ページの予算書をごらんいただきたいと思います。 最初に3ページであります。 議案第25号 平成23年度仙北市一般会計予算について提案理由を申し上げます。 最初に、歳入歳出予算でございます。歳入歳出予算の総額は、それぞれ178億7,800万円と定めるものでございます。 次に、債務負担行為でございます。「第2表債務負担行為」によりお願いをいたしております。 次に、地方債でございます。「第3表地方債」によりお願いをいたしてございます。 次に、一時借入金でございます。一時借入金の最高額は50億円にお願いをいたすものでございます。 次に、歳出予算の流用でございます。流用することができる場合は、給料、職員手当及び共済費、これらに係る予算額に過不足が生じた場合、経費の各項の間の流用をお願いいたすものでございます。 それでは、次に、10ページをお開き願いたいと思います。 第2表の債務負担行為でございます。上段、田沢・生保内地区農林業振興資金利子補給分といたしまして、平成23年度から平成28年度まで、15万8,000円をお願いいたすものでございます。 以下、農業経営基盤強化資金利子補給が595万4,000円、期間が23年度から42年度まで。 次に、中小企業振興資金利子補給でございます。288万円をお願いいたしております。平成23年度から25年度までの間でございます。 以上が債務負担行為のお願いでございます。 次に、11ページをごらんになっていただきたいと思います。 第3表の地方債でございます。ふるさと振興基金積立金1億2,560万円限度額でございます。起債の方法、利率、償還の方法については、記載のとおりでございまして、以下、一番下の臨時財政対策債7億5,000万円まで14件お願いをいたしてございます。 なお、この予算の説明に当たりましては、この予算書で説明するのは限られた時間では無理でございますので、お手元のほうにお配りをいたしております、先ほど訂正をお願いいたしました23年度の当初予算の概要をお開き願いたいと思います。これに基づきまして、特徴的な部分のみ説明をしてまいりますので、よろしくお願いを申し上げます。 先ほど申し上げましたように、今年度、23年度の当初予算は178億7,800万円をお願いいたしてございます。昨年度が171億6,100万円でございました。したがいまして、7億1,700万円、4.2%の増でございます。 これを歳入歳出ごとに財源内訳を申し上げますと、歳入の関係で、いわゆる市税、使用料等に代表される自主財源が、45億2,145万6,000円を予定いたしております。率にいたしまして25.4%でございます。依存財源、これは交付税とか補助金、市債等でございます。そうした依存財源が133億5,654万4,000円を予定いたしております。率にいたしまして74.6%でございます。これが歳入の内容でございます。 一方、歳出であります。歳出のうち、義務的な経費、人件費、扶助費等でございます。これらが92億3,507万2,000円で、51.6%でございます。その他の経費としまして、物件費、例えば委託料とか賃金、旅費、借上料、原材料等に代表される物件費、それから維持修繕費、繰出金、公債費等、これらがその他の経費となりますけれども、合計で73億7,677万6,000円を予定いたしております。率にいたしまして41.3%でございます。 投資的経費、普通建設事業に見られる投資的経費でございます。12億6,615万2,000円、率にいたしまして7.1%でございます。 今回の予算における指標の一つといたしまして、経常収支比率でございます。当初予算の段階で96%でございます。 なお、昨年度の当初予算から比較しまして171億6,100万円から、昨年度は881事業を予定いたしておりました。それらのうち、813事業につきまして継続費として今回予算をお願いしておるわけでありますけれども、昨年度より7億5,963万1,000円が増になってございます。 また、22年度で終了した事業につきましては68事業でございます。5億9,462万3,000円でございます。これは減額となってございます。さらには、新たに新規事業といたしまして、68事業をつけ加えてございます。この金額が5億5,199万2,000円でございます。合わせますと、先ほど申し上げました178億7,800万円でございます。事業数は881事業でございます。昨年度同様の事業数でございます。 それでは、資料の2ページをお開き願いたいと思います。 歳入の主な特徴から申し上げてまいります。 まず、最初に市税でございます。昨年度、25億8,187万6,000円から、今年度は25億725万8,000円を予定いたしております。昨年度と比較しまして、7,461万8,000円の減でございます。 内訳で大きく落ちておりますのが、市民税でございます。市民税がトータルで3,903万1,000円の減となってございます。うち個人市民税が5,088万円の減を予定いたしております。法人市民税が反対に1,184万9,000円の増を見込んでおります。したがいまして、3,903万1,000円の減でございます。 以下、固定資産税が2,865万7,000円の減を予定いたしております。軽自動車以下、たばこ税が減額の予定をいたしております。たばこ税につきましては、2,133万2,000円の減額を予定いたしております。入湯税につきましては、1,470万6,000円の増を予定いたしております。トータルで7,461万8,000円の減の予定です。 次に、3つ目の地方交付税でございます。地方交付税につきましては、地方財政計画に基づきまして試算をいたしておりますが、昨年度と比較しまして普通交付税が増、特別交付税が減、臨時財政対策債が減の予定をいたしてございます。トータルで2億3,000万円の減の予定をいたしております。普通交付税につきましては84億円を見込んでございます。昨年度と比較しまして2億7,000万円の増であります。特別交付税につきましては、4億円を見込んでございます。昨年度と比較しまして1億円の減でございます。臨時財政対策債につきましては、交付税の欄で申し上げますけれども、この歳入で見ますと市債の欄に入ってございます。これは、平成13年当時の小泉内閣によります三位一体改革の中から生まれたものでございまして、本来の交付税相当分が減資の関係から支給できないということで、借金を認めると。その後に交付税で補てんをするという仕組みでございます。これが昨年度当初予算で11億5,000万円を予定しておりました。途中で補正いたしまして、9億9,920万円減額をいたしてございます。それが、今年度当初では7億5,000万円ということで、4億円に減ということでございます。 以上が交付税の内容でございます。 次に、大きいところで、市債でございます。今年度発行額は15億9,140万円を予定いたしております。うち、先ほど来申し上げていますように、臨時財政対策債は7億5,000万円でございます。昨年度が市債発行額が、当初予算の段階で20億5,790万円でございました。これを今年度当初予算の段階で、市民一人当たりに換算をいたしますと77万2,000円ぐらいの予定になります。市債の残高見込みにつきましては、3ページの市債残高ということで、一番下、平成23年度末残高見込額を記載してございます。ただし、これは年度途中の補正により変わってまいりますので、よろしくお願いを申し上げます。 市債のうち、合併特例事業債の部分について申し上げておきます。平成23年度の当初予算の段階では、2億7,220万円を予定いたしております。昨年度が5億4,320万円でございました。累計で、当初の段階では53億6,270万円になる予定でございます。 次に、繰入金でございます。 繰入金につきまして、昨年度2,302万2,000円を予定いたしておりました。今年度8億2,351万9,000円を予定いたしてございます。うち財政調整基金からの繰入金が、昨年度交付税の伸びでございませんでしたけれども、今年度7億9,600万円を予定いたしております。これは、市長の市政報告でも申し上げてございます。 なお、財政調整基金の残高につきましては、3ページの一番最後の欄に記載をしております。14億2,628万5,000円の見込みでございますけれども、この後予定をいたしますのが特別交付税の確定による積み立て、さらには決算に余剰金が生じた場合に、その2分の1の積み立てをいたす予定でございます。そういうことから、私どもとしましては、最終的には16億円程度の残高になるものであろうというふうに予定をいたしております。 一方、歳出でございます。 歳出につきましては、一般会計ベースで申し上げますと、まず最初に人件費でございますけれども、39億7,713万3,000円、昨年度より3.4%の増の予定でございます。これは、一時的に桜苑を民間移譲にしたことに伴います職員給与費の増でございます。さらには、議員共済費の改正により増になったものでございます。 次に、物件費でございます。物件費のうち、特に緊急雇用、ふるさと雇用関係につきましては、前年度より上積みをいたしました。後で申し上げたいと思います。今年度は、昨年度と比較しまして6.3%の増でございます。 以下、扶助費、補助費でございます。補助費につきましては、17億1,573万2,000円予定をいたしておりますけれども、これは病院事業会計の繰出金、これは交付税措置分が単価が変更になったことから増になったものでございます。あるいは、一部事務組合負担金の増により7.4%の増でございます。 次に、普通建設事業費でございます。12億6,615万円を予定いたしてございます。昨年度と比較しまして0.2%の減でございます。ただし、さきに1月31日の臨時議会でお願いをしました交付金関係の予算を加えますと、昨年度と比較しまして400万円程度の増になってございます。いずれ建設事業費の中身は市政報告で申し上げましたように、光ブロードバンドの整備事業費、社会資本整備総合交付金等の増によるものでございます。 次に、公債費でございます。今年度当初予算では32億9,059万6,000円を予定いたしております。23年度がピークというふうに想定をいたしております。次年度以降、1億5,000万円ぐらいをベースに減ってまいるであろうというふうに考えてございます。 次に、7ページをお開き願いたいと思います。 主な歳出につきましては、この7ページから27ページまで記載をしてございます。先ほど正誤表をお配りしたとおり、金額の訂正はございますけれども、後で御一読をお願いをいたしたいというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げます。 最後に、28ページ、29ページをごらんいただきたいと思います。 緊急雇用関係、ふるさと雇用関係の当初予算の段階での予定を記載してございます。 なお、これらは23年度が最終年度となりますので、御承知おき願いたいと思います。 この関係は21年度から始まりました。21年度114人の雇用をいたしまして、額にしまして6,137万9,000円でございました。22年度が107件、1億1,572万8,000円でございます。23年度が先ほど申し上げましたように、一番最後に書かれております104名、1億5,573万7,000円の予定でございます。 以上が当初予算の概要でございます。よろしくお願いを申し上げます。 次に、議案第26号でございます。 平成23年度仙北市集中管理特別会計予算でございます。 予算書の93ページをお開き願いたいと思います。 歳入歳出の予算であります。歳入歳出それぞれ46億2,900万円を予定いたしてございます。 歳入歳出につきまして、98ページ、99ページに記載をしてございます。 集中管理特別会計につきましては、給与費、電気料、郵便料、電話料、水道料、共済会計等を集中してここで支払いし、後で振替をいたすものでございます。 このうち99ページの2款1項1目人件費集合支払いの分について申し上げておきたいと思います。 41億7,954万2,000円を今年度予定いたしてございます。これは、一般会計から下水道、集落排水、浄化槽、それから田沢診療所、神代診療所、介護保険、生保内財産区、簡易水道等の人件費をここに集計いたしたものであります。昨年度が、この欄が42億2,074万7,000円でございました。今年度41億7,954万2,000円、4,120万5,000円が減になっておるという人件費の内容になってございます。 内訳で特に大きく動いているのが、一般会計の部分で37億7,288万1,000円を予定いたしております。昨年度と比較しまして8,240万9,000円の増でございます。これは、桜苑の民間移譲に伴います、従来、特別会計で支払っておった人件費が一般会計に回ってきたことからふえたものでございます。反対に、介護保険の関係、昨年度3億7,075万1,000円でございました。今年度2億4,067万4,000円、減額の1億3,007万7,000円となってございます。これは、何回も申し上げました桜苑の関係で減となっておるということで、給与費等につきましては、以上のような状況になってございます。 集中管理特別会計以外は物件費等の支払いでございます。 説明につきましては、以上でございます。よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第27号から議案第29号について雲雀建設部長。 ◎建設部長(雲雀芳幸君) それでは、各会計予算書の107ページをお開き願います。 議案第27号 平成23年度仙北市下水道事業特別会計予算について御説明申し上げます。 歳入歳出予算であります。歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ9億7,930万円と定めるものでございます。これの前年度対比2.4%の減となってございます。 次に、債務負担行為、第2条ですが、地方自治法第214条の規定により、債務を負担する行為は「第2表債務負担行為」によるものであります。 次に、地方債、第3条です。地方自治法第230条第1項の規定により起こすことができる地方債は、「第3表地方債」によるものです。 一時借入金、第4条ですが、地方自治法第235条の3第2項の規定により、一時借入金の最高額は5億円と定めるものです。 次に、110ページをお開き願います。 第2表の債務負担行為、これは水洗便所等改造資金の金利利子補給です。期間が平成23年度から27年度まで、限度額は17万7,000円をお願いしております。 次に、111ページの第3表地方債ですが、公共下水道事業費、限度額2億1,980万円と特定環境保全公共下水道事業費1,140万円、過疎対策事業費6,120万円、利率償還の方法は記載のとおりです。 次に、事項別明細書で御説明申し上げます。 114ページをお開き願います。 歳入の主なものにつきまして御説明いたします。 1款2項1目下水道事業受益者負担金1,234万4,000円を予定しております。 次に、2款1項1目下水道使用料、これは1億555万3,000円で、2,662件ほど使用料を見込んでおります。 3款1項1目は公共下水道事業費国庫補助金1億900万円です。これは、管渠の補助対象事業費1億8,300万円と処理場分3,500万円の2分の1を計上してございます。 5款1項、さきの条例でお願いしました一般会計繰入金4億5,997万5,000円を計上しております。 8款市債です。1目の公共下水道事業債2億1,980万円、2目特定環境保全公共下水道事業債1,140万円、過疎対策債6,120万円をお願いしてございます。 次に、歳出の主なものについて御説明いたします。 116ページをお開き願います。 1款1項総務管理費、これは説明欄を御参照いただきたいと思います。職員給与費として3,240万6,000円、これは職員4人の給与費等でございます。 環境維持管理費2,027万3,000円でございます。需用費としてマンホールの破損個所と段差解消の修繕費、それと光熱水費や委託料として下水道の施越分の清掃委託、それから下水道台帳の補正業務、管渠のテレビカメラ調査が主なものです。 次に、流域下水道維持管理負担金の5,219万5,000円ですが、流域下水道大曲処理場に流入する汚水の処理負担金です。 2目浄化センター管理費4,040万7,000円ですが、田沢湖浄化センターの運転管理に要する費用です。 次に、2款1項1目の公共下水道事業費2億4,809万8,000円の主なものでございますが、13節委託料5,330万円と15節の工事請負費1億8,300万円でございまして、委託料の内容でございますが、田沢湖浄化センター再構築詳細設計業務と角館地区・田沢湖地区の管渠実施設計業務委託料です。 それから、工事請負費は、生保内地区が1,000メーター、角館地区が1,170メ-ターの管渠工事と、それからマンホールポンプの設置工事2カ所を予定してございます。 次に、3款1項公債費ですが、元金・利子と合わせ5億6,955万5,000円お願いしてございます。内容は説明欄のとおりでございます。 続きまして、127ページをお開き願います。 議案第28号 平成23年度仙北市集落排水事業特別会計予算について御説明を申し上げます。 歳入歳出予算ですが、歳入歳出予算の総額は、それぞれ3億4,360万円と定めるものです。債務負担行為でございますが、第2表の債務負担行為によるものです。 次に、地方債でございます。これは第3表の地方債によるものでございます。 次に、一時借入金、第4条でございます。地方自治法第235条の3第2項の規定により、一時借入金の最高額は5,000万円と定めるものでございます。 130ページをお開き願います。 「第2表債務負担行為」でございます。これも水洗便所等改造資金利子補給でありまして、期間が平成23年度から平成27年度まで、限度額12万3,000円をお願いしてございます。 次に、第3表地方債です。集落排水事業費、限度額4,090万円、起債の方法、利率、償還の方法は記載のとおりでございます。 次に、事項別明細書で御説明申し上げます。 134ページをお開き願います。 歳入の主なものについて御説明申し上げます。 1款1項1目集落排水事業受益者分担金235万7,000円です。現年度賦課分として168件ほど予定してございます。 2款1項1目の集落排水施設使用料3,991万4,000円ですが、983件ほどの使用料を見込んでおります。 4款1項1目は前年度の繰入金でお願いしました額をここに計上してございます。2億5,433万1,000円をお願いするものでございます。 次に、4款2項1目農業集落排水事業償還基金繰入金600万円計上しておりますが、これは平成23年度から年度計画に基づき繰り入れしていくものです。これは基金総額が9,380万円ほどございまして、先ほど申し上げましたとおり年度計画に基づき繰り入れをお願いしていくものでございます。 最後に、7款1項1目集落排水事業債は4,090万円でございまして、説明欄に記載しているとおりでございます。 次に、歳出について御説明申し上げます。 136ページでございます。 1款1項2目の農業集落排水施設管理費3,891万1,000円につきましては、排水処理7施設の処理場の管理費や委託料等が主なものです。3目の林業集落排水施設管理費232万6,000円につきましては、排水処理2施設の管理費用でございます。 2款1項公債費ですが、元金・利子と合わせ2億8,279万4,000円でございます。内容は説明欄のとおりです。 次に、議案第29号について御説明申し上げます。 147ページをお開き願います。 平成23年度仙北市浄化槽事業特別会計予算でございます。 歳入歳出予算でございますが、歳入歳出予算の総額はそれぞれ1億1,010万円と定めるものです。 債務負担行為の第2条ですが、「第2表債務負担行為」によるものです。 地方債の第3条でございますが、地方債は「第3表地方債」によるものでございます。 一時借入金、第4条ですが、地方自治法第235条の3第2項の規定により、一時借入金の限度額は6,000万円と定めるものです。 150ページをお開き願います。 「第2表債務負担行為」です。水洗便所等の改造資金利子補給でございまして、期間が平成23年度から平成27年度まで、限度額は24万5,000円をお願いしてございます。 次に、「第3表地方債」です。これは浄化槽整備事業費、過疎対策事業費、ともに限度額1,300万円とするものでございまして、起債の方法、利率、償還の方法は記載のとおりでございます。 次に、事項別明細書で御説明申し上げます。 154ページをお開き願います。 歳入の主なものにつきまして御説明申し上げます。 第1款1項1目の浄化槽整備事業受益者分担金393万3,000円ですが、これは、現年度賦課分94件を予定してございます。 2款1項1目の浄化槽使用料2,244万1,000円につきましては、983件の使用料を見込んでございます。 次に、3款1項1目浄化槽整備事業費国庫補助金1,444万6,000円でございますが、事業費4,334万円の3分の1を計上しております。 次に、7款1項市債につきましては、浄化槽整備事業債1,300万円、それから過疎対策債1,300万円で、2,600万円予定をしてございます。 次に、歳出の主なものにつきまして御説明申し上げます。 156ページからでございます。 1款1項2目維持管理費3,372万5,000円ですが、今まで設置された浄化槽など627基の法定検査手数料と浄化槽維持管理委託が主なものです。 2款1項1目事業費4,481万円は、工事請負費として5人槽10基、7人槽30基の計画で進めたいと考えております。 3款1項公債費は、市債の償還元金及び利子の合計額1,299万9,000円計上しております。 以上、簡単でございますが説明を終わらせていただきます。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第30号から議案第32号について下総市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(下総芳則君) 議案第30号について説明申し上げます。 167ページをお願いいたします。 平成23年度仙北市国民健康保険特別会計予算は、次に定めるところによるものでございます。 初めに、歳入歳出予算でございます。歳入歳出それぞれ38億630万円、田沢診療所勘定の歳入歳出予算の総額は3,650万円、神代診療施設勘定の歳入歳出の総額は、それぞれ1億1,870万円と定めるものでございます。 一時借入金でございますけれども、一時借入金の最高額は、事業勘定において1億3,000万円、田沢診療施設勘定におきましては1,000万円、神代施設診療勘定につきましては2,000万円と定めるものでございます。 第3条は歳出予算の流用についての定めでございますけれども、22年度の最終支払いが行われるのは23年5月でございますので、その動向を見ながら対応してまいりたいと思います。 以下、事項別明細書で御説明申し上げたいと思います。総括のほうで御説明申し上げます。 172ページをお開き願いたいと思います。 まず、歳入でございますけれども、1款の国民健康保険税から諸収入まで38億630万円をお願いするものでございまして、昨年度比0.7%減となってございます。 3款、6款県支出金などについては、加入者等の減によるものでございます。 7款の共同事業交付金につきましては、今枠の実績によります減でございます。 歳出でございますけれども、歳出につきましても同額としてございまして、0.7%の減でございます。 ここで特徴的なものといたして、基金の積み立てが新たに皆増ということで、4,000万円ほどお願いしてございます。 いずれ歳出の主なものは、保険給付費と共同事業拠出金が大幅にこれを占めているものでございます。 詳細につきましては、次ページから185ページまで記載しておりますが、主なものについてのみ御説明申し上げます。 2款の歳入の徴税でございます。一般保険者国民健康保険税、これは調定見込み額の92%を想定してございます。退職者保険者等国民健康保険税につきましては、97%の収入を見込んでございます。滞納繰越分につきましては、一般、退職、それぞれ6%ほどの歳入を見込んでいるというものでございます。 それと、176ページの繰入金でございます。一般会計の繰入金でございますが、これは法定内の関係の繰り入れと新たに今回、5節といたしまして、一般会計基準外繰り入れ1億円をお願いしているものでございます。これは国保の運営安定化計画に基づき、今後5年間、できればお願いしたいということでございますが、今年度は1億円をお願いするものでございます。 次に、歳出でございます。 179ページでございます。 1款総務費でございます。これは今回からレセプトの電子事務を導入するということによって190万円ほどの減額となってございまして、総額では1,270万9,000円ほどお願いするものでございます。 3款の後期高齢者支援金等でございますけれども、ここで前年度比8,339万7,000円ほどの減となってございますが、国の概算によって歳出するため、このような差が出てくるものでございまして、今年度は3億8,564万4,000円の予定をしているものでございます。 それと、先ほども言いましたけれども、9款の基金の積立金として4,000万9,000円をお願いするものでございます。9,000円につきましては、利子の分でございます。 予備費といたしまして、3,047万3,000円をお願いするものでございます。 次に、田沢施設勘定でございます。 189ページでございます。 歳入の総額3,650万円でございます。昨年度比2.2%の増となってございます。 括弧の歳入の1款でございますけれども、診療収入は過去3年間の平均値を求めて算出してございます。平均値の70%、あるいは後期高齢者で受診率の高いものは90%をということで試算してございます。1,455万4,000円でございます。 以下、歳入につきましては、昨年度と同様でございます。繰越金が若干ふえたという内容でございます。 歳出でございます。 193ページでございますけれども、今年度一般管理費としてレセプトオンライン化による備品の購入等が入ってございまして、これがふえてございます。トータルで、一般管理費として2,054万3,000円をお願いするものでございます。 194ページでございますが、予備費といたしまして、本年度89万5,000円の積み立てをお願いするものでございます。 次に、神代施設勘定でございます。203ページでございます。 歳入でございますけれども、トータルで1億1,870万円でございます。昨年度と比較いたしまして15%増となってございますが、繰越金が増となったためのものでございます。いずれこの繰越金の増となった理由は、歳出のほうで御説明申し上げたいと思います。 歳入の1款診療収入でございますが、これも先ほど申しましたように、70%、90%と、過去3年間の平均値で算出したものでございまして6,184万4,000円を見込んでいるというものでございます。 歳出でございます。207ページでございますけれども、歳出で今回若干ふえてございますのは、光熱水費の増でございまして、油の高騰の部分を若干ふやしてございます。それと、老朽化が激しいということで、修繕費等についてもふやしてございまして、今年度の見積額は6,711万7,000円となってございます。 次、2款医業費でございますけれども、医業費で委託料が若干ふえてございます。これは、リハビリの関係で、角館病院に委託している関係でございまして、120万円ほど増となってございます。それと備品購入費が新たに設けられてございまして、次のページでございます。X線デジタル画像の撮影施設の導入によるものでございます。1,200万円をこの備品購入費としてお願いするものでございます。 4款の予備費には、147万4,000円を積み立てるというものでございます。 次に、後期高齢者医療特別会計の御説明をいたします。 217ページでございます。 議案第31号 平成23年度仙北市後期高齢者医療特別会計予算は、次に定めるところによるものでございまして、歳入歳出予算は、2億7,550万円と定めるものでございます。 222ページをごらんになっていただきたいと思います。 歳入でございますけれども、昨年度比減額となってございますが、これは本年度22年度9割軽減を認めないということで予算計上しておりましたけれども、22年度も9割軽減を認め、かつ23年度もそのまま認めるということで、その差がここに出たものということでございまして、今年度は1億7,342万8,000円を計上してございます。 その他のものにつきましては、ほぼ同じでございます。 次に、歳出でございます。 歳出につきましても、ほぼ同様でございますが、2款の給付金の関係では、先ほど言いました関係、歳入の関係でその分が減額になったということでございまして、2億6,981万5,000円をお願いするものでございます。 3款等につきましては、諸支出金でございます。 次に、介護保険特別会計予算の御説明を申し上げます。 225ページでございます。 議案第32号 平成23年度仙北市介護保険特別会計予算は、次に定めるところによります。 歳入歳出予算でございます。それぞれ4億5,300万円と定めるものでございます。 今年度の予算、昨年度と比較しまして2億5,840万円ほど減となってございますけれども、桜苑の民間移譲に伴うものでございます。 230ページをお開き願いたいと思います。 サービス収入でございます。1款のサービス収入の1項、2項、3項合計で4億396万円となってございまして、1億9,601万1,000円の減でございます。先ほども言いましたように、この桜苑の移譲に伴うものでございます。ただし、この1款のサービス収入の中に、旧特養桜苑の歳入が説明欄に記載されておりますが、これは1か月分の歳入が翌年度に繰り入れられるためにここに記載されているものでございます。 以下、この減額分については、ほとんど桜苑の譲渡によるものでございます。 4款の繰入金につきましては、旧桜苑のということで記載してございますが、これは起債の償還分と土地開発公社の返済分に充てる歳入の不足分でございます。先ほど言いましたサービス収入から差し引いた分、足りない分をここで繰り入れするという内容でございます。 諸収入については記載のとおりでございます。 次に、歳出でございます。 先ほど一般会計で繰り入れる分ということで、一般管理費の中で旧特養桜苑、説明欄に記載してございます423万8,000円につきましては、土地開発公社への返済金分でございます。 それと2款のサービス事業費で備品購入費がございます。これはにしき園における特殊浴槽の購入費でございます。全体としてサービス事業費にかかる経費を7,337万円ほどお願いするものでございます。 次に、公債費でございますが、4,661万3,000円でございまして、説明欄記載のとおり旧桜苑、それから老健のにしき園の分でございます。 予備費といたしまして、50万円をお願いするものでございます。 以上、3議案についての御説明を終わりました。よろしく御審議お願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第33号から議案第35号について佐藤総務部長。 ◎総務部長(佐藤秀夫君) 議案第33号 平成23年度仙北市生保内財産区特別会計予算の提案理由を申し上げます。 まず最初に、歳入歳出予算の総額でございます。それぞれ7,400万円をお願いいたすものでございます。 次に、248ページ、歳入のページをごらんいただきたいと思います。 特徴的な部分だけ申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。 まず、上から2つ目、1款2項3目生産物売払収入、昨年度と比較しまして321万円ほど伸びてございます。これは搬出間伐素材を売る予定でございます。328万8,000円を予定いたしてございます。 それに伴いまして、下から2つ目、3款3項2目の雑入590万2,000円を予定いたしております。昨年度と比較しまして、234万6,000円の増を見込んでございます。これは、上の森林環境保全整備事業費精算金が入る予定でございます。これは先ほど申し上げました搬出間伐素材を売り上げることによる精算金の収入の見込みでございます。 それと、中ほどでございます。 特徴的な部分で、3款2項1目森林総合研究所受託造林事業関係が、昨年度と比較しまして430万円ほど減になってございます。これは、受託の保育事業が少なくなっておることから減になっておるものでございます。 次、251ページをお開き願いたいと思います。 歳出であります。 特徴的な部分だけ申し上げます。 まず、251ページの2つ目、3款2項1目造林費のうち、13節委託料1,053万8,000円でございます。昨年度と比較しまして475万2,000円ほどの伸びを見せております。この委託料につきましては、間伐を行う、それから搬出間伐を行う、それから簡易搬出路をつくる、3つからなってございます。間伐につきましては、市助岱、真木沢第1、第2、ヌカリ沢の2カ所を予定いたしてございます。 それから搬出間伐につきましては、杉台学校林、小先達川端、それから小和田、六畑の部分を予定いたしてございます。 簡易搬出路につきましては、717メートルを予定いたしてございます。 それから、その下、2目の森林総合研究所受託造林費でございます。636万9,000円をお願いしてございます。昨年度と比較しまして775万円の減でございます。これは作業道の中止によるものでございまして、後で補正予算の際にも申し上げますので、よろしくお願いを申し上げます。 次に、一番下、4款3項1目一般会計繰出金476万9,000円をお願いいたしてございます。昨年度と比較しまして464万9,000円の増でございます。この内訳でございます。1つには、振興資金10万7,000円でございます。2つ目は、斎場のエアコン整備のための繰出金でございます。80万9,000円を予定いたしてございます。それからふれあいの森による歩道整備の補助残の2分の1の繰り出しを予定いたしてございます。これが350万円でございます。次に、赤石部落会館の助成を予定いたしてございます。これが35万3,000円でございます。 以上、476万9,000円を予定いたしてございますので、よろしくお願いを申し上げます。 次に、議案第34号 平成23年度仙北市田沢財産区特別会計予算でございます。 261ページでございます。 特徴的な部分だけ申し上げますので、よろしくお願いを申し上げます。 歳入歳出予算の総額でございます。それぞれ3,000万円と定めるものでございます。 歳入でございます。 266ページをお開き願いたいと思います。 特徴的な部分だけ申し上げます。一番下、4款2項1目森林総合研究所受託造林事業収入1,164万2,000円の減を昨年度と比較して減額してございます。これは、後で補正予算でも申し上げますけれども、作業道中止による減ということになってございます。 次に、歳出でございます。 269ページ。特徴的な部分、一番上、3款2項2目森林総合研究所受託造林費、昨年度と比較しまして1,585万6,000円の減でございます。これも先ほど申し上げました昨年度当初と比較しまして、作業道の部分が予算が削られて減ってございますので、よろしく御理解を願いたいと思います。 次に、議案第35号、271ページであります。平成23年度仙北市雲沢財産区特別会計予算であります。 歳入歳出予算の総額は、それぞれ357万2,000円と定めるものでございます。 歳入が276ページ、歳出が277ページに記載をされております。昨年度と比較しまして、特に変わった部分はございませんので、説明を省略させていただきたいと思います。 以上、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) 15時50分まで休憩いたします。                              (午後3時40分)--------------------------------------- ○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後3時51分)--------------------------------------- ○議長(佐藤峯夫君) 議案第36号について高田秀市企業局長。 ◎企業局長(高田秀市君) 予算書の279ページをお開き願います。 議案第36号 平成23年度仙北市簡易水道事業特別会計予算について御説明いたします。 第1条の歳入歳出予算でございます。歳入歳出予算の総額は、それぞれ2億4,650万円と定めるものでございます。 第2条の地方債でございますが、282ページの第2表によりお願いさせていただくものでございます。 第3条の一時借入金でございますが、一時借入金の最高額は1億円と定めるものでございます。 282ページの「第2表地方債}でございます。 簡易水道事業費として2,310万円、それから過疎対策事業費として2,300万円を、それぞれ限度額とお願いするものでございまして、起債の方法、利率、償還の方法は記載のとおりでございます。 次に、285ページの事項別明細書をお開き願います。 歳入でございますが、1款1項1目水道使用料でございます。現年度分、滞納繰越分、合わせて6,105万6,000円を見込んでございます。 2款1項1目の水道事業費国庫補助金でございますが、神代地区におきます水道未普及地域解消のために実施します角館東前郷地区の配水管新設工事に伴います西明寺地区簡易水道拡張事業費国庫補助金として事業費の10分の4相当の2,951万4,000円を計上してございます。 3款1項1目一般会計繰入金でございますが、議案第24号で御説明させていただきましたように1億778万5,000円をお願いしてございます。 次に、286ページの6款1項1目及び2目につきましては、西明寺地区簡易水道拡張事業の財源として、水道事業債2,310万円、過疎対策債2,300万円を予定してございます。 次に、287ページからの歳出でございます。 1款1項1目一般管理費でございますが、主なものは職員給与費の2,216万5,000円でございます。同じく2目の簡易水道施設管理費でございますが、主なものは施設管理費として3,528万9,000円です。主なものは需用費としての薬品の購入費、それから施設電気代、検定満期メーターの修理代となっております。それから、水道施設維持管理工事費は、中里西木地区の中里地区簡易水道、黒沢浄水場の急速ろ過ろ台交換工事、それから西根地区簡易水道の西根浄水場屋根塗装工事を予定してございます。 2款1項1目の事業費でございますが、西明寺地区簡易水道事業拡張事業として東前郷地区の赤平7地区の配水管新設工事を予定してございます。事業費は7,577万円をお願いしてございます。 それから、水道事業未認可区域解消事業費は、神代地区の水道未普及地域解消のために、平成22年度で実施した調査データを分析しまして、その分析結果に基づいた水道整備計画を具体化するために認可申請に向けた準備を進めるための経費735万円を計上させていただいております。 3款1項1目元金は、市債償還元金でございます。2目の利子は過疎対策分、それから簡易水道事業債分、地方公営企業等金融機構分、それから市中金融機関分として2,907万7,000円を計上させていただいております。 以上、簡単ですけれども、よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第37号について高田紀市角館総合病院事務長。 ◎角館総合病院事務長(高田紀市君) 議案第37号 平成23年度仙北市病院事業会計予算について御説明申し上げます。 予算書のほう、297ページをお開き願いたいと思います。 平成23年度予算の中で前年度と大きく変更になった部分でございますが、医療局が設置されたことによりまして、収益的収入及び支出に医療局に係る予算を第3款として設けたことであります。 第1款市立田沢湖病院、第2款市立角館総合病院、第3款医療局となってございますので、よろしくお願いいたします。 それでは、予算第2条の業務の予定量のほうから御説明申し上げます。 病床数でございますが、田沢湖病院が60床、角館総合病院が318床でございます。これは前年度と同じであります。 1日当たりの入院患者数でありますが、田沢湖病院は前年度より9人増の52人を、角館総合病院は前年度より2人減の272人を予定してございます。次に、1日当たりの外来患者数でありますが、田沢湖病院は前年度より5人減の145人を、角館総合病院は前年度より17人減の630人を予定してございます。 主要な建設改良事業としましては、両病院とも、医療器械の整備でありまして、田沢湖病院が1,520万円、角館総合病院が5,000万円を予定いたしてございます。 次のページをお開き願いたいと思います。 予算第3条の収益的収入及び支出でございます。まず、事業収益は、田沢湖病院が12億3,662万円、角館総合病院が43億7,968万4,000円、医療局は1,000円の存置であります。合計56億1,630万5,000円の予定額でございます。 次に、事業費用は、田沢湖病院が12億3,072万円、角館総合病院が43億5,608万4,000円、医療局は2,950万1,000円で、合計56億1,630万5,000円の予定額でございます。 例年でありますと、各病院とも収入支出同額の予算でありましたが、平成23年度は、田沢湖病院及び角館総合病院それぞれとも収入と支出に差額が出てございます。これは、医療局予算の関係上であります。医療局には収入がございませんので、この医療局の経費分を田沢湖病院と角館総合病院で案分して持つこととしていることから、収入のほうが多い形となってございます。それぞれの病院の持ち分は、一般病床数の割合とすることで、田沢湖病院が20%、角館総合病院が80%の割合で計上してございます。 収入支出の内訳については、次の4条予算と一緒に後ほど御説明いたしますので、よろしくお願いいたします。 次のページに移りまして、予算第4条でございます。資本的収入及び支出でありますが、資本的収入は、田沢湖病院が6,339万7,000円、角館総合病院が1億2,708万5,000円で、合計1億9,048万2,000円の予定額でございます。 資本的支出は、田沢湖病院が8,779万4,000円、角館総合病院が1億8,514万8,000円で、合計2億7,294万2,000円の予定額となってございます。なお、収入額が支出額に対し不足している額8,246万円につきましては、過年度分及び当年度分の損益勘定留保資金で補てんすることといたしております。 それでは、収入及び支出の内訳のほうを御説明申し上げます。303ページからの実施計画に記載しておりますので、そちらのほうをお開き願いたいと思います。 収益的収入及び支出の内訳でございますが、収入の主なものといたしましては、入院及び外来収益を主なものとします医業収益では、田沢湖病院が11億1,625万6,000円、角館総合病院が40億7,857万3,000円を予定してございます。 次に、医業外収益の主なものといたしましては、それぞれ両病院とも他会計補助金と他会計負担金でございます。これは、一般会計からの繰入金であります。繰入金につきましては、当初予算では、田沢湖病院分が1億1,312万2,000円、角館総合病院が2億8,896万円を予定いたしております。それぞれ地方交付税のルールに基づいたものでありまして、目的別に補助金及び負担金として計上してございます。 次に、支出につきましては、307ページから記載してございます。そちらのほうをお開き願いたいと思います。 支出の主なものといたしましては、田沢湖病院分では、職員給与費が5億9,243万1,000円、材料費が3億8,150万2,000円など、角館総合病院分は、職員給与費が26億8,191万9,000円、材料費に8億3,509万2,000円など、医療局分では、職員給与費が2,441万8,000円、経費関係に429万8,000円などをお願いしているところでございます。 この中で、平成23年度特別に計上いたしましたものは、角館総合病院のほうで、病院建設用地選定委員会の開催に要する経費でありまして、委員の方々の報酬や費用弁償等を計上いたしてございます。 次に、資本的収入及び支出でございますが、317ページのほうをお開き願いたいと思います。 まず、資本的収入でございます。 田沢湖病院は、医療機械整備事業のための企業債収入が1,500万円、企業債償還元金分に対する交付税の繰出基準による一般会計出資金を4,839万6,000円と予定してございます。角館総合病院は、医療機械整備事業に係る企業債収入が4,500万円、企業債償還元金分に対する交付税の繰出基準による一般会計出資金が6,436万4,000円、医師等修学資金貸付金の原資としての一般会計負担金を1,772万円予定してございます。 次に、318ページのほうをお開き願いたいと思います。 資本的支出でございます。田沢湖病院は医療機械備品等の整備が1,520万円でありますが、内容は超音波診断装置、心電計、上部消化管ビデオスコープ、内視鏡用洗浄消毒器などの購入費であります。それに、企業債償還元金を7,259万4,000円予定してございます。 次に、角館総合病院は医療機械備品整備等が5,000万円でありますが、内容の主なものは、人工透析用の患者監視装置、それから人工呼吸器、分娩監視装置、それから多機能心電計、麻酔器、電気メス購入費などであります。企業債償還元金は1億1,742万7,000円を計上してございます。それに医師等修学資金貸付金に1,772万円を予定してございます。これの内訳でありますが、平成22年度貸付分は薬剤師1名、看護師4名分を、それから平成23年度の新規貸付分としては、医師1名、作業療法士1名、看護師5名分を予定するものでございます。 また、大変恐縮ですけれども、前のほうに戻っていただきたいと存じます。 300ページのほうをお開き願いたいと思います。 予算第5条の債務負担行為でありますが、これは角館総合病院分でありまして、医療機械の賃借に係る債務負担行為の事項、期間、限度額について定めてございます。 次に、予算第6条の企業債でありますが、田沢湖病院、角館総合病院とも医療機械備品整備事業のためのもので借り入れする限度額など定めてございます。 次に、予算第7条では一時借入金の限度額としまして、田沢湖病院が5億円、角館総合病院が6億円と定めてございます。 次のページになりますが、予算第8条につきましては、議会の議決を経なければ流用することのできない経費でございます。田沢湖病院、角館総合病院、それに医療局とも職員給与費及び公債費について定めてございます。 予算第9条は、収益的支出に充てるために一般会計から繰り入れする補助金の限度額を定めてございます。 それから、予算第9条につきましては、各病院の棚卸資産の購入限度額について定めておりますが、それぞれ財務会計のルールに従いまして計上させていただいたところでございます。 以上、簡単に説明をさせていただきましたが、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) 続いて、議案第38号から議案第39号について高田秀市企業局長。 ◎企業局長(高田秀市君) 予算書の347ページをお開き願います。 議案第38号 平成23年度仙北市温泉事業会計予算について御説明いたします。 第2条の業務の予定量でございます。給湯戸数は61戸ございまして、前年比1戸の増でございます。1日当たりの分湯温泉量は1,557キロリットルを予定しております。これは1口1日9キロリットルで173口分に当たる量でございます。前年比では4口分、36キロリットルの増となってございます。 第3条の収益的収入及び支出の予定額でございます。収入の温泉事業収益は3,711万3,000円を予定しておりますが、その主なものは、第1款第1項営業収益でございまして、3,705万8,000円を計上してございます。 次に、支出の予定額でございますが、収入総額と同額の3,711万3,000円となっております。主なものは第1款第1項の営業費用に3,354万3,000円をお願いしてございます。 次に、348ページの第4条資本的収入及び支出でございます。 資本的収入はございません。支出としましては、第1款第1項建設改良費に1,284万5,000円をお願いしてございます。 なお、資本的収入が資本的支出額に対して不足する額1,284万5,000円は、過年度分損益勘定留保資金1,223万3,000円、それから当年度分消費税及び地方消費税、資本的収支調整額61万2,000円で補てんするものでございます。 なお、3条、4条の内容につきましては、次ページの実施計画書で御説明いたします。 第5条の一時借入金でございますが、限度額を3,000万円とするものでございます。 次に、第6条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費でございます。職員給与費821万8,000円です。それから公債費として2万円をお願いしてございます。 第7条の棚卸資産購入限度額は89万6,000円と定めるものでございます。 349ページの実施計画に移ります。 収益的収入でございますが、主なものは1款1項1目温泉収益の普通供給量でございます。1口1万7,850円で、173口分を計上してございます。 次に、収益的支出でございます。1款1項1目支出経営費の主なものは、備考欄記載のとおり職員1名分の人件費、それから施設維持管理のための賃金、会計支出の保守等の委託料、それから温泉施設の修繕料、それから350ページに移りまして、温泉使用料としての分湯料等をお願いしてございます。それから、2目の減価償却費は構築物等にかかわるものでございまして、558万8,000円をお願いしてございます。 次に、資本的収入及び支出でございますが、収入はございません。支出でございますけれども、1款1項1目改良工事費として、昭和41年に建築して老朽化が進んでおります高原分湯槽の上屋の改修工事費と先ほど施政方針でも申し上げましたが、新規源泉のボーリング掘削に向けて、課題解消の方策を検証するための調査費を計上させていただいております。 以上、簡単ですが、議案第38号の説明を終わります。 続きまして、議案第39号、359ページをお開き願います。 平成23年度仙北市水道事業会計予算について御説明いたします。 第2条の業務の予定量でございます。供給戸数は、上水道が4,975戸、簡易水道が855戸、合わせまして5,830戸を予定してございます。前年比では33戸の増となってございます。総給水量は、上水道、簡易水道合わせまして175万4,556立方メートルで、前年比では2万6,674立方メートルの増となってございます。1日平均給水量につきましては、上水、簡水合わせまして4,794立方メートルを予定しまして、前年比では60立方メートルの増を見込んでございます。 次に、第3条の収益的収入及び支出の予定額でございます。 収入の予定額、第1款上水道事業収益が2億9,682万9,000円、それから第2款簡易水道事業収益では7,148万円を見込んでおりまして、上水道・簡易水道事業合わせました収入合計は3億6,830万9,000円を予定してございます。 次に、360ページの支出の予定額でございます。 第1款上水道事業費用、第2款簡易水道費用、ともに収入額と同額の2億9,680万9,000円と7,148万円でありまして、上水道事業、簡易水道事業合わせました支出合計は3億6,830万9,000円でございます。 次に、第4条資本的収入支出の予定額でございます。収入としまして、第1款上水道資本的収入が2,140万2,000円、第2款の簡易水道資本的収入が720万3,000円、合わせまして2,860万5,000円の予定でございます。 次に、361ページになりますけれども、支出でございますが、第1款の上水道資本的支出でございます。8,781万5,000円。簡易水道資本的支出が4,262万1,000円、合わせまして1億3,043万6,000円を予定しております。 第4条の条文括弧書きのとおり、資本的収入が資本的支出に対し不足する額1億183万1,000円は、過年度分損益勘定留保資金7,232万2,000円。それから当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額280万9,000円、及び減債積立金2,670万円で補てんするものでございます。 なお、3条、4条の収入支出の内訳につきましては、363ページからの実施計画で御説明いたします。 次に、第5条の企業債でございます。これは角館上水事業区域の未普及地域解消のために実施します市道小勝田上村線の配水管新設工事の財源として、水道施設事業債2,000万円を限度額としまして、起債の目的、償還の方法、利率を定め、それぞれ借り入れをお願いするものでございます。 それから第6条の一時借入金でございます。限度額を3億円と定めるものでございます。 次に、362ページの第7条議会の議決を経なければ流用することのできない経費についてでございますが、職員給与費が8,641万2,000円、それから公債費8万円をお願いしてございます。 第8条の他会計以下の補助金につきましては、一般会計からの水道事業会計の補助金として1,421万4,000円をお願いしてございます。 なお、この補助金につきましては、収益的支出に701万5,000円、資本的支出に719万9,000円をそれぞれ充当するものでございます。 第9条の棚卸資産の購入限度額は2,529万4,000円と定めるものでございます。 363ページからの実施計画でございます。 最初に、収益的収入及び支出の収入でございます。1款1項1目の給水収益が2億8,596万5,000円で、これは角館・田沢湖地区の上水道の基本料1億2,214万1,000円と超過料として1億6,382万4,000円を見込んでございます。2目の受託工事収益でございますが、これは給配水管布設等に係る給水工事収益として400万円を見込んでございます。3目のその他の営業収益の雑収益は、下水道等使用料徴収業務受託料でございます。 それから、他会計の負担金でございますが、これは繰出基準によります消火栓使用料や、それから防火水槽給水等の経費で、一般会計から繰り出しをお願いするものでございます。 次に、364ページでございます。 2款1項1目の給水収益ですが、これは簡易水道角館・田沢湖地区の9カ所の基本料1,591万1,000円、それから超過料4,519万4,000円、合わせまして6,110万5,000円を計上してございます。2目の受託工事収益は、上水道事業と同様に、給排水管の移設等に係る給水工事収益として300万円を見込んでございます。営業外収益では、他会計補助金として、一般会計から企業債利息分、一般管理費分、北沢小規模水道維持管理費分として656万1,000円をお願いしてございます。 次に、支出でございます。 1款上水道事業費用でございますが、1項1目の原水及び上水費5,031万7,000円、主なものにつきましては、職員1名分の給与費。 次に、366ページに移りまして、水質検査のための手数料、それから施設電気代としての動力費、上水場の薬品費、それから施設管理のための委託料等でございます。2目の配水及び給水費につきましては3,396万4,000円をお願いしてございますが、これは職員1名分の給与費、それから検定満期メーターの修理代、同じく検定満期メーター交換のための委託料等でございます。3目の受託工事費400万円は、給配水管移設等に係る経費を計上してございます。 次の、367ページの4目総掛費でございますけれども7,694万7,000円をお願いしてございます。職員7名分の給与費、それから水道料金集金委託料、会計システム等の保守委託料等が主なものでございます。5目の減価償却費は8,366万3,000円、これは有形固定資産分を計上してございます。 それから368ページに移りまして、2目の消費税及び地方消費税として826万8,000円を予定してございます。 次に、2款簡易水道事業費用でございますが、1項1目原水及び上水費1,705万8,000円の主なものは、水質検査のための手数料、それから施設電気料の動力費、簡易水道施設の計装設備保守委託料でございます。2目の配水及び給水費は、配水池の専用回線電話料、検定満期メーターの修理代として831万3,000円をお願いしてございます。3目の受託工事費につきましては、給配水管施設等に係ります経費を計上してございます。4目の総掛費は職員1名分の給与費等でございます。それから5目の減価償却費は、有形固定資産分として2,393万8,000円を見込んでございます。 次の370ページの営業外費用では、1目支払利息及び企業債取扱諸費として、企業債利息として966万8,000円を予定してございます。 371ページの資本的収入及び支出の収入でございますが、1款1項1目企業債でございます。第5条でも御説明しましたように、市道小勝田上村線の配水管新設布設工事の財源として2,000万円の借り入れを予定してございます。 2款の簡易水道事業資本的収入でございますが、1項1目の他会計補助金として、企業債元金償還に充当するため、一般会計から719万9,000円の補助金をお願いするものでございます。 次に、資本的支出の主なものについてでございますが、1款上水道資本的支出、1項3目改良工事費の内訳でございますが、配水管新設事業としまして市道小勝田上村線の380メートルの配水管新設事業費2,000万円、それから下水道事業に係る配水管移設工事ほかとして300万円、その他の上水管整備費として300万円、合わせまして2,600万円を計上してございます。 次に、4目の営業設備費ですが、備考欄記載のとおりの経費として2,101万8,000円をお願いしてございます。 次に、372ページの2項1目企業債償還金でございます。財政融資資金、公営企業金融公庫資金、市中銀行等の償還金でございます。 2款簡易水道事業費の支出でございます。 1項3目改良工事費の内訳でございますが、これは白岩地区の市道上西野2号線配水管新設工事及び国道301号線川崎橋の水道管橋梁添架工事等の工事費を計上してございます。 2項1目の企業債償還でございますが、上水道事業と同様の償還金でございます。 4項1目の開発費につきましては、白岩及び西長野簡水の管路図を作成するための経費をお願いしてございます。 以上、議案第39号の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第40号から41号について佐藤総務部長。 ◎総務部長(佐藤秀夫君) それでは、議案第40号 平成22年度仙北市一般会計補正予算(第11号)でございます。 歳入歳出予算の補正でございます。合計総額にそれぞれ4,113万4,000円の追加をお願いいたしまして、185億2,700万3,000円にお願いをいたすものでございます。 繰越明許費の補正であります。「第2表繰越明許費補正」によりお願いをいたしてございます。 債務負担行為の補正でございます。「第3表債務負担行為補正」によりお願いをいたしてございます。 地方債の補正でございます。「第4表地方債補正」によりお願いをいたしてございます。 予算書の7ページをお開き願いたいと思います。 第2表の繰越明許費補正でございます。これは新たに追加でお願いをいたすものでございまして、7件でございます。これは、事業が3月31日まで完了をしないことから繰越明許をお願いするものでございまして、地域総合整備資金貸付金1億2,500万円から11款の災害復旧費、現年補助災害復旧事業費312万円までお願いをいたしてございます。 次に、8ページであります。 第3表の債務負担行為補正でございます。変更で3件お願いしてございます。変更前、変更後ということで金額を記載してございますけれども、田沢・生保内地区農林業振興資金利子補給16万8,000円から14万4,000円に、以下同様、719万6,000円から158万7,000円に、中小企業振興資金の利子補給につきましては315万円から89万1,000円にお願いをいたしてございます。 次に、9ページ、第4表の地方債補正でございます。1つとして、追加でお願いいたしておりますのが、消防施設整備事業費に充てるため600万円を新たに追加でお願いをしてございます。限度額600万円でございます。起債の方法、利率、償還の方法につきましては記載のとおりでございます。 次に、変更でございます。 高齢者住宅整備資金貸付金から、次ページの10ページ、公共土木施設現年災害復旧事業費まで14件お願いをしてございます。それぞれ補正前から補正後に高齢者住宅整備資金貸付金につきましては450万円から150万円に限度額の変更をいたしてございます。 以下、同様でございます。 3つ目として、廃止をしておるものが2件でございます。これは、借り入れ対象者がいなかったためでございまして、障害者住宅整備資金貸付金300万円、それから農業用施設整備事業費50万円、以上につきましては、廃止でお願いをいたしてございます。 補正予算の中身につきましては、お手元のほうに平成22年度仙北市一般・特別会計補正予算の概要の資料をお配りしておるかと思います。ごらんいただきたいと思います。 よろしいでしょうか。この資料でございます。 最初に、1ページ、歳入でございます。特徴的な部分だけ申し上げます。 まず、市税の補正をお願いしてございます。4,000万円でございます。これは、個人市民税、法人市民税の伸びが見られたことから、22年度課税分、現年分として補正を4,000万円お願いしてございます。 次に、地方交付税であります。6,380万円をお願いいたしてございます。これは、さきに申し上げましたとおり、1月31日の臨時議会の際に申し上げました12月の国の補正予算を受けまして、普通交付税の追加配分があったこと。1月31日には4,642万9,000円を使わせていただいております。その残額、残り6,380万円を全額歳入として見込んでございます。 次に、寄附金でございます。519万9,000円をお願いしております。これは、ふるさと納税の寄附金でございます。 次に、諸収入でございます。3,369万6,000円を予定いたしております。この中には、月島機械株式会社からバイオの運営の負担について協議を重ねた結果、合意したことにより、負担金をお願いしてございます。これが1,793万7,000円でございます。 さらには、神代小学校解体に伴います工事違約金、金谷工業さん分であります。835万円が含まれてございます。 次に、歳出でございます。資料の3ページをごらんになっていただきたいと思います。一番上、2款1項5目財政調整基金積立金歳出で1億7,600万円をお願いしてございます。財政調整基金の現在高、今回の積み立て、並びに年度途中に積み立てをいたしました利子を含めまして、この補正により現在高は22億2,024万740円の予定でございます。これに、先ほど新年度予算の際に申し上げましたように、特別交付税の確定、もしくは決算の余剰金の2分の1相当額を加えますと、24億円程度を見込んでございます。それから23年度当初分7億9,600万円を取り崩す考えでございます。したがいまして、残額は最終的には16億円程度を見込んでございます。 次に、2款1項6目、3つ目であります。地域運営体活動推進費交付金350万円でございます。生保内地区の運営体に交付する交付金でございます。 次に、ふるさと仙北応援基金積立金、これは、先ほど申し上げましたように、ふるさと納税にかかわる積立金でございます。 次に、2款2項2目賦課徴収費、固定資産評価のための鑑定評価の差額を減額いたしてございます。 次に、4款3項1目病院事業会計補助金でございます。これは、補助金ということで記載をしておりますけれども、繰出金でございます。交付税相当分確定による差額を繰り出すものでございます。 6款2項1目木質バイオマス施設管理運営費につきましては、バイオ本体の電気料の精算による補正をお願いいたしてございます。 以上が議案40号の一般会計補正予算の内容でございます。よろしくお願いを申し上げます。 次に、特別会計補正予算書をごらんいただきたいと思います。 1ページ目でございます。議案第41号 平成22年度仙北市集中管理特別会計補正予算(第2号)でございます。 歳入歳出予算の補正でございます。880万5,000円を追加いたしまして、47億2,455万円にお願いをいたすものでございます。 4ページをお開き願いたいと思います。 歳入歳出でございます。今回880万5,000円の歳入、歳出も同様でございます。これにつきましては、1月1日から医療局設置に伴う角館病院から人事異動により1人を異動させておる人件費相当分でございます。 集中管理につきましては以上でございます。よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第42号から議案第44号について雲雀建設部長。 ◎建設部長(雲雀芳幸君) それでは、平成22年度の特別会計補正予算書の7ページをお開き願います。 議案第42号 平成22年度仙北市下水道事業特別会計補正予算(第3号)について御説明申し上げます。 歳入歳出予算の補正でございます。総額からそれぞれ3,668万4,000円を減額いたしまして、予算の総額をそれぞれ9億4,827万3,000円とするものです。 次に、繰越明許費でございます。繰越明許費の追加でございます。「第2表繰越明許費補正」によるものです。 次に、債務負担行為の補正でございます。債務負担行為の廃止は「第3表債務負担行為補正」によるものであります。 次に、地方債の補正でございます。地方債の変更は「第4表地方債補正」によるものです。 それでは9ページをお開き願います。 第2表繰越明許費補正です。これは公共下水道事業の流域下水道大曲処理区負担金185万3,000円です。内容につきましては、流域下水道幹線管渠の2条管布設工事を行ってございますが、一部用地関係で地元との協議に不測の日数を要したためにお願いするものでございます。 次に、第3表でございます。債務負担行為補正、これは水洗便所等改造資金利子補給を組んでおりました22万1,000円でございますが、融資を受ける方がいなかったということで廃止をお願いするものでございます。 次に、「第4表地方債補正」でございます。地方債補正は、公共下水道事業費2億6,360万円から補正後の限度額を2億5,220万円と、過疎対策事業費6,330万円から補正後の限度額を5,380万円に変更するものです。 次に、事項別明細書で御説明申し上げます。12ページをお開き願います。 歳入の1款2項1目下水道事業受益者負担金、154万4,000円を追加いたしまして1,409万3,000円とするものです。これは、現年度賦課分と滞納繰越分の収入見込みによる補正でございます。 2款1項1目下水道使用料に266万5,000円を追加いたしまして1億557万1,000円とするものです。これも収入見込みによる補正でございます。 5款1項1目の一般会計繰入金は、下水道事業精査による減額補正でございまして2,003万6,000円を減額し、4億1,280万6,000円とするものでございます。 次に、8款1項市債でございます。公共下水道事業債は1,140万円、過疎対策債950万円を減額いたしまして、3億1,770万円とするものです。これは起債単独事業費等の確定によるものでございます。 次に、歳出に移ります。 1款1項1目一般管理費、148万6,000円を減額いたしまして、1億1,099万3,000円とするものです。説明欄各事項精査による補正でございます。 2款1項1目公共下水道事業費、2,258万円を減額いたしまして2億2,208万5,000円とするものです。精算による補正でございます。 3款1項公債費でございますが、元金783万6,000円と利子423万7,000円を減額いたしまして、計を5億7,224万8,000円とするものであります。これは、市町村振興基金の借り入れに伴う減額補正であります。 次に、議案第43号について御説明いたします。17ページをお開き願います。 平成22年度仙北市集落排水事業特別会計補正予算(第2号)です。 歳入歳出の補正でございます。歳入歳出の総額からそれぞれ735万3,000円を減額いたしまして、総額それぞれ3億3,254万5,000円とするものです。 次に、債務負担行為の補正であります。これは債務負担行為の廃止でございまして、「第2表債務負担行為補正」によるものです。 19ページをお開き願います。 第2表債務負担行為補正でございます。水洗便所等改造資金利子補給を組んでおりましたが、融資を受ける方がいなかったので廃止するものでございます。 次に、事項別明細書で説明申し上げます。 21ページをお開き願います。 歳入の1款1項1目集落排水事業受益者分担金、317万6,000円を追加いたしまして629万3,000円とするものです。これは、現年度賦課分と滞納繰越分の収入見込みによる補正でございます。 2款1項1目集落排水施設使用料でございます。108万9,000円を追加いたしまして3,956万円とするものです。これも収入見込みによる補正でございます。 5款1項1目一般会計繰入金は、集落排水事業の精算による減額補正でございまして、1,161万8,000円を減額いたしまして2億7,114万8,000円とするものです。 次に、歳出でございます。 22ページでございます。 1款1項2目農業集落排水施設管理費、236万円を減額いたしまして3,411万3,000円とするものです。これは、電気料等の精算見込みによる補正でございます。 2款1項公債費でございます。元金354万2,000円、利子125万4,000円を減額いたしまして、合計を2億7,171万4,000円とするものです。これも市町村振興基金の借り入れに伴う減額補正であります。 続きまして、議案第44号について御説明申し上げます。 23ページでございます。 平成22年度仙北市浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)でございます。 歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出予算の総額からそれぞれ293万円を減額いたしまして、それぞれ1億965万9,000円とするものでございます。 債務負担行為の補正でございますが、債務負担行為の変更でございまして、「第2表債務負担行為補正」によるものであります。 地方債の補正でございます。地方債の、これは変更でございまして、「第3表地方債補正」によるものです。 それでは25ページをお開き願います。 第2表債務負担行為補正です。これも水洗便所等の改造資金利子補給でございまして、これは、当初6人を予定してございましたが、融資を受ける方が1人ということでございまして、その分5万2,000円に変更をお願いするものでございます。 次に、第3表地方債補正。浄化槽整備事業費、限度額1,470万円から1,450万円と、過疎対策事業費1,460万円から1,450万円に変更するものです。 次に、事項別明細書で主な事項を御説明申し上げます。 27ページをお開き願います。 歳入の2款1項1目浄化槽使用料、161万6,000円を追加いたしまして2,265万8,000円とするものです。これは収入見込みによるものでございます。 3款1項1目浄化槽整備事業費国庫補助金、14万8,000円を減額補正でございますが、これは事業費確定による補正でございます。 次に、4款1項1目一般会計繰入金、423万5,000円を減額補正いたしまして3,715万4,000円とするものです。これは浄化槽事業の精査によるものです。 次に、歳出でございます。 次ページ28ページをお開き願います。 1款1項2目維持管理費150万円の減額補正です。これは、管理費の精査による委託料の減額でございます。 2款1項1目事業費123万1,000円の減額補正です。これは事業費精算見込みによるものです。 以上、簡単ですが説明を終わります。よろしくお願い申し上げます。--------------------------------------- △会議時間の延長 ○議長(佐藤峯夫君) 会議時間を18時まで延長いたします。--------------------------------------- ○議長(佐藤峯夫君) 議案第45号から47号について下総市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(下総芳則君) 議案第45号について御説明申し上げます。 平成22年度仙北市国民健康保険特別会計補正予算は、次の定めによるところでございます。 歳入歳出予算の補正でございまして、それぞれ2,878万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ37億7,700万2,000円とするものでございます。 35ページをお開き願いたいと思います。 歳入でございますけれども、3款の国庫支出金及び6款の県支出金の概算交付額の変更に伴う補正でございまして、国庫支出金は合わせて50万3,000円ほどの増、それと県支出金につきましては、230万4,000円の減となってございます。 共同支出金交付金事業につきましては、7,701万4,000円の減でございます。 それと、繰入金でございますけれども、これにつきましては、税の軽減分の関係の精算でございます。それと、交付金算入分との関係で4,637万6,000円をお願いしてございます。 諸収入の関係でございますが、これは第三者納付金ということで、交通事故の関係で入ったものでございまして、365万4,000円をお願いしているものでございます。 歳出でございますけれども、歳出の総務費でございます。ここでレセプトの電子化ということで、今回新たに国からの補助金がふえたものでございまして、204万3,000円をお願いしてございます。 次の保険給付費の療養諸費でございます。これは財源内訳でございます。先ほど言いました交通事故の関係でございます。 それと、2款2項、4項、5項につきましては、実績見込みでございまして、それぞれ記載のとおりでございます。 7款につきましても実績でございます。 それと、保険事業費の関係でございますが、これも実績でございます。保険事業費の関係の3項の保険センター管理費でございますが、若干燃料費と電話料の不足分を補って、需用費をお願いしてございます。 諸支出金といたしましては、この出産一時金にかかわります国からもらっていました余分なお金を返すお金でございまして、16万円ほどお願いしてございます。 予備費といたしましては、2,879万2,000円をお願いするものでございます。 続きまして、議案第46号でございます。 平成22年度仙北市後期高齢者医療特別会計補正予算は、次に定めるところによるものでございます。 歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出それぞれ3,035万5,000円を減額し、それぞれ2億6,874万5,000円とするものでございます。 42ページをお開き願いたいと思います。 歳入でございますが、先ほど当初予算の関係でも御説明申し上げました後期高齢者の保険料の9割軽減された分がこのまま継続になったという関係で、この減額の補正をお願いしているものでございます。3,661万9,000円でございます。 それと、3款の繰入金、4款の繰越金につきましては確定分でございます。 それと、歳出でございますけれども、歳出につきましても、これは確定分でございまして、3,035万5,000円の減額をお願いするものでございます。 次に、議案第47号 仙北市介護保険特別会計補正予算は、次に定めるところによるものでございます。 歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出それぞれ215万5,000円を追加し、歳入歳出それぞれ7億1,044万1,000円とするものでございます。この補正も実績見込みによる補正でございます。 47ページをお開き願いたいと思います。 介護給付費関係それぞれ実績でございまして、このような数字が載ってございます。桜苑につきましては伸びてございまして、にしき園につきましては若干の減額となっているものでございます。 3款の寄附金につきましては、桜苑の分でございまして、1万円をお願いしてございます。 繰入金も実績によりますが、桜苑の関係では、今後民間移譲に伴うということでこのように減額になってございます。トータルで2,263万8,000円となってございます。 繰越金は、295万6,000円をお願いします。 6款の雑入でございますが、桜苑につきましては、142万6,000円ほどの増となっておりますが、にしき園につきまして、283万8,000円ほどの減となっておりまして、トータルで141万2,000円の減をお願いするものでございます。 歳出でございます。 一般管理費でございますが、ここは職員の給与費等に伴うものでございますが、需用費として、にしき園の油代の補正をお願いしてございます。これは後ほど会計の繰出金のところでも御説明いたしますが、油代の高騰、あるいはバイオマス等の高騰によりまして、120万6,000円ほどのお願いをしてございますが、総額で521万9,000円ほどの減となってございます。 サービス事業費等につきましては、実績による補正でございまして、178万円ほどお願いしてございます。 4款の諸支出金でございます。繰出金でございますが、649万8,000円の減額でございます。これはバイオマス施設の稼働状況が芳しくなく、熱の供給が当初計画どおりいかなかったということで、その分について繰り出す分を減額したものでございます。にしき園の分の404万5,000円でございます。 それと、デイサービスの関係につきましては、指定管理者導入に伴った精算でございまして、その分の減額でございます。 予備費といたしまして、1,202万6,000円をお願いするものでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第48号から議案第50号について佐藤総務部長。 ◎総務部長(佐藤秀夫君) 議案第48号 平成22年度仙北市生保内財産区特別会計補正予算(第3号)でございます。 歳入歳出予算の補正であります。それぞれ810万6,000円を減額し、総額それぞれ1億1,398万8,000円にお願いをいたすものでございます。 予算書の57ページ、58ページが歳出でございます。特徴的な部分だけ申し上げます。 歳入では、3款2項1目1節森林総合研究所受託造林事業収入が、858万3,000円ほど減額になってございます。これは山居に造林地が506万3,000円の減、作業道の整備のために全額減額しております。これは片倉線でございます。352万円の減でございます。これが歳入であります。 同様、歳出も、3款2項2目の森林総合研究所造林保育費が526万8,000円、作業道整備費が708万9,000円の減額になっております。 生保内財産区については、以上でございます。 続きまして、61ページをお願いいたします。 議案第49号 平成22年度仙北市田沢財産区特別会計補正予算(第2号)でございます。 歳入歳出予算の補正でございます。それぞれ1,516万7,000円を減額し、総額それぞれ3,651万1,000円にお願いをいたすものでございます。 65ページが歳入、66ページが歳出となってございます。 特徴的な部分だけ申し上げますと、生保内財産区同様、歳入では、4款2項1目1節森林総合研究所受託造林事業収入が1,468万9,000円ほど減額になってございます。これは受託造林事業が確定したことに伴います減、424万6,000円。それと、作業道の整備、全額減額した部分、これは中山線でございます。1,044万3,000円が歳入として減額になってございます。 同様、歳出も、3款2項2目につきまして森林総合研究所造林保育費が418万9,000円、作業道整備費が1,451万2,000円の減額となってございます。 田沢財産区につきましては以上でございます。 次に、69ページをお願いいたします。 議案第50号 平成22年度仙北市雲沢財産区特別会計補正予算(第1号)でございます。 歳入歳出予算の補正でございます。それぞれ10万9,000円を減額いたしまして、総額それぞれ321万6,000円にお願いをいたすものでございます。 72ページが歳入、73ページが歳出でございます。これは精算見込みによる歳入歳出でございます。 以上でございます。よろしくお願いをいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第51号については高田秀市企業局長。 ◎企業局長(高田秀市君) 補正予算書の75ページをお開き願います。 議案第51号 平成22年度仙北市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について御説明いたします。 第1条の歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出それぞれ509万6,000円を減額しまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億2,655万8,000円とするものでございます。 第2条の地方債の補正でございます。地方債の変更でございますが、「第2表地方債補正」によりお願いさせていただいております。 77ページの「第2表地方債補正」をお開き願います。 変更でございますが、西明寺地区簡易水道拡張事業費の確定によりまして、事業費を2,100万円から20万円減額しまして、2,080万円とさせていただくものでございます。なお、起債の方法、利率、償還の方法については記載のとおりでございます。 79ページの事項別明細書でございます。 歳入でございますが、2款1項1目水道事業費国庫補助金、それと3款1項1目一般会計繰入金、さらに6款1項1目水道事業債、これらにつきましては今年度事業が完了したことにより、事業が確定したことによりそれぞれ減額するものでございます。 次に、歳出でございますが、1款1項1目簡易水道施設管理費でございますが、106万円を減額するものでございます。需用費では施設電気料の20万円の追加、役務費では水質検査手数料の確定によりまして、36万円の減額、それから委託料では、西木地区集中監視システム変更業務委託の精算により90万円を減額するものでございます。 2款1項1目の事業費につきましては、西明寺地区簡易水道拡張事業のう事業費確定によりまして18万3,000円を減額するものでございます。 3款1項1目元金及び2目利子につきましては、償還元金、償還利子の確定によりまして、元金304万2,000円、それから利子が84万円それぞれ減額させていただくものでございます。 以上、簡単ですけれども、議案第51号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議お願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第52号について熊谷田沢湖病院事務長。 ◎田沢湖病院事務長(熊谷直人君) 議案第52号 平成22年度仙北市病院事業会計補正予算(第5号)について御説明申し上げます。 まず、第2条の業務の予定量でございますけれども、田沢湖病院、角館総合病院における年間の入院と外来患者数及び一日平均患者数につきまして、ことし1月までの実績に基づいて、それぞれ減じて改めるものでございます。 田沢湖病院は、当初外来患者数を150人と見込んでございましたけれども、実績によりまして10人減らして140人とするものでございます。角館総合病院では、入院患者数を1日当たり274人と見込んでおりましたが、9人減らしまして265人とし、外来患者数は、1日当たり647人を見込んでございましたけれども、27人減らして620人とするものでございます。 第3条の収益的収入及び支出の収入でございます。田沢湖病院事業収益、第1項医業収益3,973万円の減額につきましては、外来患者数を減じたことによるものでございます。第2項の医業外収益775万4,000円の追加につきましては、一般会計補助金及び負担金の地方交付税の確定に伴う追加でございます。角館総合病院事業収益、第1項医業収益1億4,953万8,000円の減額につきましては、外来と入院患者数を減じたため、それから、大腸がん検診事業経費の確定に伴う一般会計負担金の減額でございます。第2項医業外収益5,033万5,000円の追加につきましては、地方交付税の確定に伴う一般会計補助金負担金の追加でございます。 次の2ページをお願いいたします。 支出につきまして、田沢湖病院事業費用、第1項医業費用、2,541万4,000円の追加は、入院患者の増加によりまして薬品費に不足が生じたこと、それから燃料費と印刷製本費に不足を生じたものでございます。 角館総合病院事業費用、第1項、3,545万9,000円の減額でございます。年度途中の職員の退職、それから産休・育休職員の増加、それから内科医師分の職員給与費の減額、それから診療材料、給食材料費、医療機械の修繕費、燃料、光熱水費に不足が生じたものでございます。内容につきましては、6ページからの実施計画書に記載してございますので、御参照願いたいと思います。 次に、第4条の資本的収入及び支出につきましては、角館総合病院でございますが、資本的収入、第1項企業債190万円の減額は、医療機器整備費の確定に伴うものでございます。第3項負担金1,040万円の減額は、医師等修学資金貸付金の原資として一般会計から繰入金について医師1名が辞退されたことに伴う減額でございまして、支出においても同額を減額してございます。 第5条、債務負担行為でございますが、田沢湖病院の病院医療情報システム賃借料の確定に基づいて改めるものでございます。 次の4ページをお願いいたします。 第6条企業債につきましては、医療機械整備事業の確定に伴う限度額の改正でございます。 次の5ページをお願いします。 第7条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費でございますが、予算第8条で定めております職員給与費の額の改正でございます。 第8条の他会計からの補助金につきましては、交付税の確定によるものでございます。 また、第9条では、材料費等棚卸資産の購入限度額を改めるというものでございます。 以上、よろしくお願いいたしします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第53号から議案第54号について雲雀建設部長。 ◎建設部長(雲雀芳幸君) 議案第53号 市道の認定について御説明申し上げます。 ページは72ページになってございます。 道路法第10条第2項の規定に基づき、次の路線を変更認定するので、同法第8条第2項の規定に基づき議会の議決を求めるものでございます。 路線名は、田沢湖地区の森腰荒町線と小松本町3号線でございます。 73ページの市道変更認定新旧調書と、次のページから2路線の位置図を添付しておりますので御参照ください。 図面番号1の森腰荒町線につきましては、起点を梅沢字森腰69から卒田字大石野302として57メートルほど短縮されるものです。変更理由でございますが、神代西明寺線から国道46号付近につながる市道でございまして、通過地域の一部が私有地になっていることと、住宅が密集しており、今後改良が見込めないことから路線の改廃により変更するものであります。 次に、図面番号2の小松本町3号線でございます。これは終点を小松字本町126の6から小松字本町123の1に変更いたしまして、これは145メートルほど延長するものです。この路線は、平成13年に認定し、改良された路線でありますが、行きどまりとなっております。隣接する道路と結ぶ、要するにぐるっと回るという、また道路に戻ってくるということによって、ここの地域内交通システムを確立させるということで変更するものでございます。 次に、議案第54号 市道の認定について御説明申し上げます。 76ページです。 これは市道の認定についてでございます。 道路法第8条第1項の規定に基づき、次の路線を認定するので、同法第8条第2項の規定に基づき議会の議決を求めるものでございます。 路線名は、角館地区は若神子4号線、田沢湖地区は中宿線と上森腰3号線の3路線であります。 77ページの市道認定調書と、次のページから3路線の位置図を添付しておりますので御参照いただきたいと思います。 77ページの図面番号1と書いてございます若神子4号線でございます。起点は角館町川原若神子40の1、終点を角館町川原若神子24の1といたしまして、延長123メートルとするものでございます。この路線につきましては、山谷川崎上野線と若神子線を結ぶ短絡路線として今後利便性が高いと推測されることからお願いするものでございます。 次に、図面番号2の中宿線の起点は田沢湖生保内字中宿51の3、終点は田沢湖生保内字中宿44の1、延長190メートルでございます。この路線につきましては、向生保内線と手倉の四十程線を結ぶ短絡路線であります。また、この地区は、県営都市改良が計画されておりまして、その集積地として予想されることからお願いするものでございます。 次に、図面番号3の上森腰3号線の起点でございますが、田沢湖梅沢字森腰88、終点は田沢湖梅沢字森腰72の1、延長163メートルでございます。この路線につきましては、変更認定の1番で説明いたしました森腰荒町線の路線変更に伴い、残った路線を梅沢後村線に接続することで、その利便性を高めるためお願いするものでございます。 以上、簡単ですが、説明を終わります。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第55号から議案第56号について佐藤総務部長。 ◎総務部長(佐藤秀夫君) 議案書の81ページをお開き願いたいと思います。 議案第55号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について。 辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第1項の規定に基づき、別紙のとおり広久内辺地に係る公共的施設の総合整備計画を策定するものでございます。 82ページをお開き願いたいと思います。 整備計画でございます。策定期間は23年度から27年度までの5年間でございますけれども、記載をされております広久内消防ポンプ庫新築工事につきましては、23年度単年度の事業を予定いたしてございます。事業費は533万2,000円の予定でございます。財源としましては、一般財源を予定しておりますけれども、このうち辺地債の適用予定額は520万円でございます。以外につきましては、起債対象外経費でございまして、建築確認手数料等の事務費等でございます。 なお、辺地に係る起債充当率は100%、交付税算入率は80%でございます。 以下、同様でございます。 次に、83ページ、議案第56号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について、別紙のとおり、駒ヶ岳辺地に係る公共的施設の総合整備計画を策定いたすものでございます。 次ページ84ページをお開き願いたいと思います。 3番目の整備計画でございます。策定期間は、同様23年度から27年度までの5年間でございます。記載のふれあいの森整備支援事業駒ヶ岳歩道工につきましては、23年度から25年度までの3カ年を予定いたしてございます。3カ年のトータルといたしまして事業費が3,277万2,000円を予定いたしております。財源の内訳としまして、特定財源、一般財源でございます。特定財源は財産区からの繰り入れ、今年度は財産区の新年度予算で申し上げましたとおり、350万円を予定いたしてございます。さらには、秋田県からの森林税に基づきますふれあいの森整備支援事業費補助金200万円を予定いたしてございます。3カ年のトータル、一般財源としましては1,357万2,000円を予定いたしてございます。うち辺地債の適用予定額は1,320万円でございます。 以上でございます。よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第57号について大山誠観光商工部長。 ◎観光商工部長(大山誠君) それでは85ページ、議案第57号 公の施設の指定管理者の指定についての提案理由を説明いたします。 この議案は平成23年3月31日に指定期間が満了する仙北市縄文の森交流広場の指定管理者の指定をお願いする旨の議案であります。 隣接する県営田沢湖オートキャンプ場の指定管理者の指定が、22年12月の県議会で議決されました縄文の森交流広場との一体的な管理運営を図るため、県と同一団体への指定が効率的であるとの判断から、選定委員会において審査・決定したものであります。 指定の相手方は商栄株式会社、指定の期間は本年4月1日から平成28年3月31日までであります。 よろしく御審議いただけますようお願い申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第6、議案第3号 仙北市北浦教育文化研究所設置条例制定についてから日程第60、議案第57号 公の施設の指定管理者の指定についてまでの提案理由の説明を終わります。 資料配付のため暫時休憩いたします。                              (午後5時18分)--------------------------------------- ○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後5時19分)--------------------------------------- △諮問第1号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(佐藤峯夫君) 次に、日程第61、諮問第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 議案集86ページです。諮問第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて。 次の者を、人権擁護委員として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めたいと思います。 今、87ページの差しかえをさせていただいて、大変恐縮であります。 履歴書の中にあります平成14年6月というのを7月というふうに3カ所訂正をしていますので、どうか御了解いただきたいと思います。 推薦をしたい方は、仙北市角館町西勝楽町67番地にお住まいの山口幸子さんであります。山口さんは、平成4年12月から平成13年11月まで民生児童委員として、また平成14年6月からは人権擁護委員として現在まで御活躍をいただいておりますが、本年6月30日で任期満了となります。温厚、誠実な人柄で、地域の信望も厚い方でありますので、再任をお願いしたいと考えております。 よろしく御審議をお願い申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) これより質疑を行います。ありませんか。           (「なし」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) これで質疑を終わります。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております日程第61、諮問第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略し、討論を打ち切りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。           (「なし」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認めます。 よって、諮問第1号は委員会への付託を省略し、討論を打ち切ることに決定いたしました。 これより採決を行います。 諮問第1号は原案のとおり答申することに御異議ありませんか。           (「異議なし」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認めます。 よって、諮問第1号は原案のとおり答申することに決定いたしました。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(佐藤峯夫君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。                              (午後5時22分)...